中日の平田が24日、ゲームの実況パワフルプロ野球でライバル出現を歓迎した。ドラフト4位指名の慶大・郡司が23日の指名あいさつ後に、卒論のテーマを「バーチャル野球とリアル野球の比較」としていることを明かし、実況パワフルプロ野球を利用していると説明した。郡司は「平田さんがすごいうまいとも聞いています」とライバル心を少し燃やしていたが、この日、ナゴヤ球場でトレーニングを行った平田は「パワプロでは僕は負けないですよ。『かかってこい』と言っておいてください」と笑顔で応じた。
郡司は実際の野球においてパワプロが生きたり、有利に働いたりもすると口にしていたが、これには達人クラスの腕前の平田も同調。「僕はゲームと漫画で野球のルールを覚えましたから。配球で裏をかくとか、真っすぐを待っていながら、変化球のタイミングにずらすとか、いろいろ参考になるんですよ」と語った。ちなみに今でも息子と一緒にパワプロをよくやるという。だから、郡司とは相通じるところがあり、喜んだ。
平田は本業のトレーニングも精力的だ。秋季練習は免除されているが、この日は朝早くからナゴヤ球場でランニングや階段ダッシュを行い、その後は屋内練習場でマシン相手に打ち込んだ。精力的に腕回りを鍛えていることもあって、二の腕はすでにシーズン中より太くなっている。トレーニングの成果も出ており、「昨日(23日)ジムでパンプアップのトレーニングをしたので。ちょっと(筋肉が)付いてきましたね」と笑みを浮かべていた。