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写真部のカメラマンが撮影した数々のカットから、お薦めのもう1枚を紹介します
【芸能・社会】村上佳菜子、底抜けの明るさは「地なんです」 女優に挑戦中、関係者から注目される訳は…2019年10月24日 14時4分
NHKドラマ「黄色い煉瓦」(11月27日午後10時、BSプレミアム)で女優に挑戦するプロフィギュアスケートの村上佳菜子(24)が、インタビューに応じた。タレントとしても活躍する彼女は、これからどこへ行く。 取材後、撮影データを見ても笑顔のないカットはほとんど見当たらなかった。バラエティー番組で見せる底抜けの明るさと軽妙な味。あれは天然ですか? 「地なんです。出番前はすごく緊張してるんですよ。本当は(地を)隠したいんです。マジメに行きたいのに、始まると出ちゃうんです」と言う。 女優業は、そのバラエティー番組の中でアピールしていたそうだ。「まさかこんなに早く話がもらえるとは。驚くやら、うれしいやら」。それだけ芸能関係者が可能性に注目する素材ということだろう。 今回出演するドラマは、帝国ホテル(明治村に移築)のれんが製造に関わった、安田顕が演じる職人の話。亡くなった今も評価が分かれる実在の人物で、村上は真実に迫ろうとするフリーライター役だ。安田とのからみはないが、出版社デスク役の杉浦太陽らと共演することでさまざまな発見と学びがあったという。 「今回の経験でひとつレベルが上がった感じがします。リンクではオーバーな表現が求められるのに、こっちは自然な演技。アドバイスも受けました。俳優さんのスイッチが入る瞬間とかも参考になりました」 2年前に現役引退するまで芸能界にまったく興味はなく、漠然と将来は指導者にと思っていたそうだ。しかし、3歳から濃厚なスケート人生を送ったことで、違う世界もちょっと見てみようと考えるようになった。 「織田(信成)くんがテレビに出ていて楽しそうだったんです。それでやってみたところ、たまたま流れに乗れた感じです」 今後、やってみたい役は、「コメディーか、正反対の『デスノート』みたいな現実離れした怖い役か」。 あくまでアイスショーに活動の主軸を置くつもりだが、村上の夢はふくらむばかりである。 ▼村上佳菜子(むらかみ・かなこ)1994年11月7日生まれ。名古屋市出身。3歳でフィギュアスケートを始め、2010年世界ジュニア優勝。14年ソチ五輪出場。16年のシーズン限りで引退し、プロに転向した。
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