1万円で登山ウェアが全部揃う!? お手頃価格が人気の”GU(ジーユー)”で発見したぞ

2018/12/14 更新

登山ウェア一式を、専門ブランドで揃えようと思うとだいたい2~3万円かかるのが現実。ブランドによっては5~6万円くらいする場合も…。それが、一通り『1万円以下で揃う』としたら? 魅力的ですよね。今回は、編集部員2名がGU(ジーユー)へ潜入!GUスポーツなどのラインを内包する同ブランドで、登山やトレッキングに活用できそうなウェアを頭からつま先まで次々と物色し、最終的にいくらかかるのか調べてきました! 全身でなく部分的にも便利に使えそうなアイテムがたくさんですよ。

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部

登山ウェア一式が1万円以下!?

GUコーデ
撮影:YAMA HACK編集部
この今すぐ山登りに行けそうな恰好の男性。この写真にはある秘密が隠されています。それはなんと、実はこの男性が着ているウェアは全部合わせて驚愕の1万円以下なのです。

ジャケットこそ防水ではないためレインウェア以外…という話なのですが、登山ブランドで同様のウェアを一式揃えるとなると2~3万円、ブランドによっては4~5万円かかることを考えると…激安ですよね。

実はこれ…全部あのブランドの商品!

GU
撮影:YAMA HACK編集部
このウェアをゲットしたのは、お値打ち価格で人気の高いGU(ジーユー)。CMも多数放映されているジーユーは、ユニクロと同じく株式会社ファーストリテイリングを親会社に持つブランドです。

ジーユーの特徴は、何と言ってもお手ごろ価格! トレンドを取り入れたアイテムで10~20代の若い世代に人気です。そして、スポーツに使えるウェアも多数販売しているのです。

いつ友達に「登山行こうよ!」と誘われてもいいように

1万円
撮影:YAMA HACK編集部
スポーツの秋は絶好の登山日和。まだ登山ウェアを持っていない人も、部分的にしか持っていない人も、ジーユーならあるんです。今回は編集部員のSとK2名が1万円だけ握りしめてお店へ突撃。一式揃えるのにいくらかかるか挑戦してきました!

登山ウェアを発掘せよ! ジーユーで1万円チャレンジ

GU港北ノースポートモール店
撮影:YAMA HACK編集部
今回訪れたのはジーユー横浜港北ノースポート・モール店。店舗の中でも『超大型店』に分類されます。店舗規模によっては取り扱いがないアイテムもあるため、出かける際は予めwebで気になるアイテムと店舗をチェックしましょう。

すかさずカゴを持ってスタンバイ、おや、編集部員Kが早速何か見つけた模様…!?

Gパンやチノパンしかない人はコレ!

テーパードパンツ
撮影:YAMA HACK編集部
ウィンドプルーフテーパードパンツGS/2,490円+税(※超大型店とオンラインストアでのみ取り扱い)
商品名にある通り防風機能を持ったパンツなのですが、このパンツが目に留まったのはマネキンが着用していたから。

パンツ(マネキン着用)
撮影:YAMA HACK編集部
シルエットがめちゃくちゃ綺麗! すっきりとしたテーパードの形は野暮ったさを感じさせません。

パンツ裏地
撮影:YAMA HACK編集部
ただし、裏地は微起毛なので行動中は暑くなってしまいそうな予感。気温が低い冬真っただ中の使用なら問題はなさそうです。

撥水
撮影:YAMA HACK編集部
特に商品説明に記載はありませんでしたが、水滴を垂らすとこんな玉に! これなら雪があるシーンでも大丈夫そうです。

綿のTシャツしか持っていない人はコレ!

Tシャツ
撮影:YAMA HACK編集部
サイドシームレスクルーネックT(半袖)GS/990円+税
お次は1,000円を切るTシャツを発見! 吸水速乾仕様で、脇部分がシームレスなので着心地も◎。

Tシャツ
撮影:YAMA HACK編集部
登山だけでなく様々なスポーツシーンに使えるので、この価格なら色違いで買っちゃいそうです。

▼なぜ綿のTシャツじゃダメなの? 理由はこちら

上着は必須!綿のパーカーなどしかもっていない人はコレ

シェルパーカー
撮影:YAMA HACK編集部
シェルパーカ/1,990円
今度はスポーツウェアコーナーではない場所で、こんなジャケットを発見しました。ペラペラのウィンドブレーカーよりもしっかりと厚みがあります。

【※後日談】
扇風機で風を当てる
撮影:YAMA HACK編集部
試しにシェルパーカを着て扇風機を当ててみると、風は感じません。しっかり防いでくれました。

小物類ももちろん充実

スポーツ用靴下
撮影:YAMA HACK編集部
スポーツショートソックス/590円(※超大型店とオンラインストアでのみ取り扱い)
消臭機能付きのスポーツ用靴下もありました。こちらもカゴへin!

帽子
撮影:YAMA HACK編集部
ニットキャップ/790円
トレンドのファッションアイテムが充実のジーユー。もちろんニット帽も安心の価格! 秋冬登山の防寒小物として、あると嬉しいアイテムです。

使えそうなアイテムは他にもたくさん

スポーツインナー
撮影:YAMA HACK編集部(スポーツ用インナーも充実)
ここまで紹介したものをポイポイとカゴに入れたところで、頭からつま先まで一通り揃ったのでストップ。しかしスポーツ用インナーやベストなど、まだまだ使えそうなものがたくさんありました。

いやいやいや…ちょっと待て

撮影:YAMA HACK編集部
順調にアイテムを選んできましたが、ふと疑問を抱いた編集部員S。日帰りの低山登山を主に楽しんでいる編集部員Sは、お店まで来ておいて今更な質問を、元山岳用品店スタッフのKに聞いてみました。

「ジーユーで山に行ける、って言っちゃってもいいの?」

撮影:YAMA HACK編集部
「え? 別に行けるよ?」

ただし『天気の良い日帰り登山』で!

説明
作成:YAMA HACK編集部(出典:いらすとや)
編集部員Sの言いたいことはつまり「登山にはきちんと登山用に作られたウェアを着なくてはダメ」「安物のウェアで山へ行くのは危ないのでは?」ということ。確かにそれも正解。しかし、この疑問については『どんな山にどんな行程で行くのか』の条件が考えられていません。
登山ブランドのウェアを着ていなければ山に行けない、ということはありません。結論から言うと、ジーユーのウェアでもOK。ただし①雨でも山に行く②一日の行動時間が6時間以上かかる…こういった場合は避けることをお勧めします。

理由は『身体の冷えを回避するため』

雨の登山
出典:PIXTA
ジーユーのウェアには十分な防水性は期待できません。防風性能はあっても、雨に対する防御力はないものと考えた方がいいため、降られたらすぐに体が濡れてしまいます。

秋のハイキングコース
出典:PIXTA
雨に濡れてしまうというのは何となく想像できますが、行動中の発汗量にウェアが追い付かなくなった時も体は濡れてしまいます。行動時間が長いほど濡れた体が風に吹かれ続けるため、体が冷える低体温症のリスクが高くなってしまうのです。

高価な登山ブランドのウェアには、そうした防水、汗の処理などの様々な機能が搭載されています。

そのため、今回紹介したジーユーのウェアで快適に登山できるのは晴れていて行動時間3~4時間ほどで下山できる日帰り登山です。

いざお会計! 全部買っても…

お会計
撮影:YAMA HACK編集部
具体的なシチュエーションに編集部員Sが納得した所で、先ほどのアイテムを全てお買い上げ! 果たしてその金額は…?

金額
撮影:YAMA HACK編集部
ズバリ7,395円! 頭からつま先まで一通りそろえて、1万円を切るどころかお札のお釣りが返ってくる衝撃のお値段。これで、ライトな登山は行けるウェアをまるっと準備することができました。

コーディネート
撮影:YAMA HACK編集部

靴とリュックは?

靴とリュック
撮影:YAMA HACK編集部
靴とリュックに関しては、持っているデイパックや、ランニングシューズやスポーツ用スニーカーを使用しましょう。登山道は土や石など、街中に比べると不整地。そんな時はやはりグリップ力が重要です。

ジーユーにも靴は売っていますが、ソールがつるっとしており登山には適しません。またリュックも肩部分が薄くクッション性がないので、もし手持ちのものがあればそちらでOK。

掘り出し物に出会える!ジーユーを上手く使って節約上手

GUスポーツ売り場
撮影:YAMA HACK編集部
登山用ウェアの機能がいいのは当たり前。でも、一度にあれこれ揃えるのはお財布事情的にも厳しいのが現実的です。それなら、”使える”ものを活用する方が賢くお得! 今回紹介したものはほんの一部。さらに豊富なアイテムがジーユーにはあります。お近くの店舗に出かけたら、登山に使えそうなウェアを探してみるのも楽しいかもしれませんよ。

撮影協力/ジーユー横浜港北ノースポート・モール店

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YAMA HACK編集部
YAMA HACK編集部

YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。

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