ロバート・パティンソンは、『ザ・ライトハウス』で思いのままに演技する許可を受けていたそうだ。19世紀後半の孤島を舞台にした同作でウィレム・デフォー演じるトーマス・ウェイクと共に働く灯台守エフレイム・ウィンスローを演じたロバートは、撮影現場で無茶苦茶に振舞るまっても良かったという。
ロバートは『エンターテイメント・トゥナイト』にこう語っている。「色々とやりたい放題だったね。限界を超えた役を演じるのはある意味楽しいよ。スタッフは、やりたいように演技されると諦めていたようだけどね。家に帰って『一日中おかしくなっていたから、ぐっすり眠れる』って言えるなんてとても素晴らしいことだよ」
一方で共演者のウィレムは以前、ロバートは、お互いに酔っぱらった場面の撮影では、嘔吐してそれに備えるなど、身体を張り過ぎているところがあると発言していた。「彼は(演技の)技には興味がないんだと思う。自分自身を深い水の中に投げ込んで溺れないと真実と感じない。この役をやるには、それは完璧だ。彼はそういう状態になるんだから」「僕は、そんな変なことはしないけど。でもそれを判断したりしない。彼はヴィジュアルに関するセンスは良いんだ。クローズアップでは何が必要かって分かってる。でも時に自分を痛め過ぎることがあるね。それにこんな風に(嘔吐するために)喉に指を入れるんだ」
これに対してロバートは「ウィレムから離れて、角でこっそりオエってするんだよ。吐いた時って皆、とても感情的になるものだと思う。ちょっとした良いトリックだね。あるシーンで、どうしても彼の近くでそうしなけばならなくなるまで、彼は僕が何をしているか知らなかったようだけど」と続けた。