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今回は、以前からの宿題であった根利山古道の足尾側を歩いてきました。昨年、たそがれオヤジさんや瀑泉さんの記事に対して”一の鳥居の先に懸案事項あり”などと意味深なことをコメントしていたのですが、それは今回の古道探索のことだったのです。群馬県側には多くの遺構が残されているようで最近では烏ヶ森の住人さんも歩かれたようですが、自分はまず足尾側から徐々に古道を辿ってみようと考えていました。ただ、足尾側の古道のうち、樺平から六林班の間は現在も登山道として使われているため、今回は一の鳥居から樺平間の探索を目的としました。それだけだと短すぎると思ったので、樺平で登山道と合流後は未踏の銀峯経由で庚申山へ登り、帰りにコウシンソウ見物も加えようということで、この時期を狙っていたのでした。

コウシンソウは一人でゆっくり撮影したいので、皆が下山した後に自生地に到着するよう時間を調整し、銀山平駐車場には9:30と遅めの到着でした。でも今日は思ったほど人が入ってないようで、手前の駐車場に自分を含め3台、ゲート前に3台のみの駐車でした。ゲート前に見たことのある車があると思ったら、やはりアキ爺さんのものでした。
今回は一の鳥居を起点に周回予定なので、電動自転車を使用しました。一の鳥居の500mくらい手前で勾配がきつくなって路面状況も悪くなってきたのでそこに自転車をとめて歩きはじめました。

10:05、一の鳥居に到着。その先で日光市の車が2台とアキ爺さんのMTBがとめてありました。
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庚申七滝への道を進み、そのまままっすぐ西へ伸びている道をたどります。
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ここから先のルートは、明治43年、昭和6年、昭和36年発行の地図を参考にGPSにも入力してきました。今回は尾根歩きではなく庚申川に沿った斜面をトラバースする道で、一度道を見失うと再度見つけるのに苦労しそうだし、危険もともなうと思われたので、いつもと違って入念に下調べしておきました。

七滝から先、道跡はやや不明瞭になりますが、注意して見ればわかります。木に”火の用心”の錆びた看板が残っていました。
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はじめのうちは、標高を保ちながら岩壁の裾に沿って道が続いていました。足場は悪くありませんが、落ちたらただではすまないようなところもあります。ちなみに、今回はスパイク長靴で歩いています。
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ところどころで、こんな鉄線を見かけました。
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道が崩れて斜面化しているところもあります(振り返って撮影)が、進退窮まるようなところはありません。ただ、そうなったらどうしようかという適度な緊張感はあります。この辺りで比較的新しい人の足跡を見ました。おそらく釣り師のものでしょう。
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徐々に標高を上げていき、気が付くと想定していたルートよりもかなり高いところを歩いていました。でも道跡を辿っていることは明らかなので、そのまま道跡を追えるところまでは追ってみることにしました。増田氏の書にも、”庚申川左岸の100mほど上”と書かれていたのを覚えていたので、それとも一致しています。


沢を渡るところには、この鉄線があることが多かったようです。橋か何かを固定していたのでしょうか(振り返って撮影)。
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沢を横断するところは、たいてい道が崩れていました。沢の先の道跡の位置をよく確認してから沢を渡ります。このようなところがこの先5ヶ所くらいありました。現在の六林班峠道と同じような感じです。ただ、コケても大けがをするようなところはなかったと思います。今回はスパ長なので気分的にも安心感が違います。
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沢から離れると、比較的なだらかな道が続きます。画像は標高1080mの北で尾根型を回り込むところでの撮影です。予定では標高1080mを通過すると思っていたのですが、実際はそこよりも標高で100mほど上に道がありました。
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地形が緩やかになって小さな広場のようなところに出ると、赤テープがつけられていました。何の目印かわかりませんが、もしかすると、ここが赤岩停車場跡地でしょうか。何かその遺物がないかワクワクしながら探して回りましたが確証づけられるものは見つかりませんでした。
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唯一、こんな朽ちたワイヤーのようなものが落ちていましたので、何かしら建物があったのかもしれません。
そうそう、この手前で猿の集団と遭遇し、皆逃げていったのですが、しばらくして自分の背後に何か物が落ちる音がしました。上には木がないので、猿に石でも投げられたのでしょうか。
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更に、200mほど西へ移動して次の小尾根に乗るとまた広場のようになっていました。いかにも建物があったような、林道の成れの果てのようなところです。しかしここで人工物は何も見つかりませんでした。
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広場から北へ向きを変えて再び斜面に付けられた道跡を辿ります。古道も人が歩かなければ自然にかえるだけだと思うのですが、動物(特に鹿)が歩くので道型が保たれているというのも事実なのでしょう。そういう意味では鹿も古道の保存に一翼を担っているのかな。なんて考えてみたり。
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しばらく鹿のおかげで明瞭な古道をたどると、途中で道が上下二つに分かれました。はじめ上に進んだのですが途中からただの獣道になってしまったので、戻って下の道へ行きました。そちらは明らかに人の手による道でした。
1317Pの南南東にある小尾根が近づくと地形も緩やかになってきました。
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11:13、平坦な土地に着きました。先ほどの2箇所よりも広めです。
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すぐ下にクリンソウの咲く一画がありました。
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木の根元に残された鉄線。
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この平坦地の周りも見て回ったところ、広い範囲で割れた茶碗や瓶が散乱していました。ここが赤岩停車場跡かどうかはわかりませんが、人の営みがあったのは確かですし、ある程度多くの人が行き交った場所のようですので、自分はここが赤岩停車場跡地ではないかと推測します。古地図を元に計画していたルートも、ここで交わっています。

赤岩停車場跡推定地のすぐ先で小沢を渡って1317Pの南側へ行きます。この辺にも割れた茶碗や瓶が散乱していました。
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沢を渡ると、道が不明瞭になりました。計画していたルートは1317Pに直登しているので、そちらへ行こうとすると、上の方から”オゥ、オゥ”というアザラシのような低い声が聞こえてきます。見ると、30mくらい先に黒い巨大な動物が上に向かっていくではないですか。久しぶりに目撃してしまいました。慌ててカメラを出すも間に合わず、1317Pの方へ消えてしまいました。さすがに彼の後は追っていきたくないので、一旦古道から離れて一つ西隣の尾根から上がって行くことにしました。


1317Pの西隣の尾根に乗ったところ。なかなか雰囲気のいい尾根でした。
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銀峯が見えました。
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1317Pへ行っていたら、自分もこんな風になっていたかしら。これとて新しそうですが。。。
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少しドキドキもおさまってきました。GPSで位置を確認すると、そろそろ古道に復帰しているはずですが。
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計画していたルートは標高1350m付近で西側の斜面をトラバースしているため、覗きに行ってみるとドンピシャで道がありました。明らかに人の道ですが、鹿にとっては現役の道のようです。
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そのまま流れのある沢に下りて行きました。沢の向こう側にも道が続いているのがわかります。
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沢の横断地点の先に5mくらいの滝が見えたので三脚を出してしばらく撮影。ここまで風がなくて暑かったのですが、さすがに沢沿いは涼しくて気持ちいいな~。
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なんとなくセクシーな流身です。
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ついでに用意していった竿も出してみたのですが、いざ糸を垂らそうとしたと同時に竿の先の紐が抜け落ちてしまいました。これではまったく使い物にならず、魚の調査にもなりませんでした。

なんだかんだでここに30分以上滞在し、沢を渡って西側の道を辿ります。
途中で道が不明瞭になり、斜面も急になってきたのでそのまま尾根に向かって斜めに上がって行くと、完全に道型を見失いました。

標高1400m付近で尾根にのったろころ。
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岩にしがみつく木
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鹿道が縦横にあってどれが古道かわからなくなりました。予定ではここから標高1482m(樺平)に向かって斜上するところでしたが、そちらへ向かっても何か発見があるとも思えないので、最短で峠道にぶつかるよう、だだっ広い尾根を直登することにしました。膝丈くらいの笹薮が続き、時々マダニがつくので取り払います。
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12:55、六林班峠道と合流しました。これで本日一つ目の課題は終了です。
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一休みして2つ目の課題にとりかかりましょう。
実は、今回古地図を見ていて、銀峯のピーク直下を巻くように波線が描かれているのが気になっていました。単に地図の位置がずれているだけなのかもしれませんが、もしかすると古い道があるのかも、と楽しみにしていました。

古地図に合わせて、落葉松林の西側から銀峯に取りつきましたが、特に古道らしきものは見当たりませんでした。ただ、落葉松林の下よりも笹丈が低めなので、歩きやすかったです。
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ピークが近づくと岩っぽくなってきました。左側は断崖なので右側から巻いていきます。
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急なところは木の根が這っているので危険は感じませんでした。
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13:25、銀峯に到着です。山名板も健在です。山頂からの眺望はないので記念撮影のみ済ませて先へ進みます。古地図によると山頂のすぐ東側から庚申山荘へ斜めに降りていく道が描かれており、確かめたかったのですがよくわかりませんでした。そちらはまたいずれ確認しましょう。
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山頂から先、鞍部に下るまでやや複雑な地形です。
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何やら石標が現れ、これが数十メートル間隔で埋め込まれていました。
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ツツジやダケカンバの尾根です。イメージしていたよりも明るく優しい雰囲気でした。
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庚申山の岩屏風と奥に塔の峰。眺望もいいんですね。
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陰鬱な針葉樹林だと思っていたので、こんな感じなんだ~とうれしい誤算。ただ、結構急です。
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眼下に銀峯と1500mピーク。今度は末端からですかね。風が抜けて気持ちいい~。
すぐ東側から、一般道を歩く人の声が聞こえてきます。
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次はもっと視界がクリアーな時に。
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シロヤシオの咲き残り。
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最後でイメージしていた針葉樹の急登が待っていました。でもほんの少しです。
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一般道に抜け、ほんの少しで庚申山でした(14:05)。ここで本日はじめて単独の男性とお会いしました。
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すぐにコウシンソウ自生地へ行っても、まだ人がいると思ったので山頂西側の展望地で休憩がてら松木沢奥の尾根等を観察しながら20分ほど時間をつぶしました。
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そろそろ人もいなくなっただろうと、14:30に庚申山を出発して一つ目のコウシンソウ自生地へ向かいました。
やや終わりかけなのか、花が白っぽくなっていました。
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コウシンコザクラはいたる所に咲いていました。
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カラマツソウ
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ヤマオダマキ
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お山巡りコースで次のコウシンソウ自生地へ向かいます。

展望地より、右に銀峯。左下に庚申山荘が見えているので、真っ直ぐつなげそうですね。
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15:20、次のコウシンソウ自生地に到着すると、意外にもまだ2組の団体さんが撮影などされていました。皆さんが下山するのを待ち、16:10頃まで一人でのんびり撮影させてもらいました。
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納得するまで撮影したら、あとは黙々と下るのみ。
16:50、一の鳥居着。団体さんが休まれていました。アキ爺さんのMTBは既になし。
あとは自分も自転車に乗って17:05、銀山平駐車場に戻りました。
課題をすべてこなし、動物たちとの出会いもあり、時間の割に充実した歩きができましたが、魚の調査ができなかったことだけが心残り。。。かな。

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    怖いトラ-バース斜面ですね・・・多分、私は歩けないと思います。
    おまけにずる向けの樹木・・・プーさんでしょうか・・・くわばらくわばら。

    瀑やん

    2015/6/14(日) 午後 4:19

  • 根利山古道の詳細なレポありがとうございました。内容に乏しいどころか充実したお歩きで,大変参考になりましたヨ。崖地のトラバース道やら熊さんやらと,中々,緊張感あふれる古道のようですが,いずれ後追いをさせていただき,1317m前後と道型が不明瞭になった樺平まで,つなげてみたいと思います。
    それにしても,熊の皮剥ぎ,この辺りでも見られるんですネ。前に動物学者から,地域性があって,親から子へ引き継がれていると聞いたことがあるんですが。よほど,お腹がすいてたのかなぁ。。。
    それと銀峯の先の雰囲気,お気に召していただいたようで何よりでした。確かに,あそこから庚申山荘に向かう道があったとしても不思議ではないですネ。

    瀑泉

    2015/6/14(日) 午後 6:00

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    根利山古道ですか。
    失礼ながら、こうなるともうマニアックな世界ですね。
    私とて、興味がないわけでもないのですが、目先の目標として考えたこともありません。
    一通り歩いてからでいいだろうという思いです。
    根利山古道、烏ヶ森さんの記事はまだ拝見しておりませんが、大方は、根利側から六林班峠に至る記事が多いですね。そのあたりが、自分には、あまり関心が向かない理由にもなっていました。
    きりんこさんの、この足尾側のルート記事を拝見して、興味を持ちましたよ。
    根利山古道なのかどうかといった認識はなかったのですが、庚申七滝の先、庚申川沿いにうっすらと道型があるのを見て、これどこまで続いているのだろう。あるいは、そのまま庚申川に下るのかなと思ったりしていたのですが……。そういうことですか。
    それにしても、古地図まで動員してとはねぇ。まあ、こうでないといけないのでしょうが。

    銀峯から庚申山荘まで、やはり古道があったのですか。古道の存在はともかく、今度は直に行ってみようかなと思ったりしていたのですが。でも、あの様子では果たして残っているのやら。

    [ たそがれオヤジ ]

    2015/6/14(日) 午後 9:59

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    たびたびすみません。
    気になって、古い1/25000の地形図を探し出しました。昭和54年発行の「袈裟丸山」と「足尾」です。きりんこさんのよりも新しいものです。
    なぜか今の六林班道には破線すら記されていません。
    代わりに、庚申川伝いにしばらく行って、1484mの東から北上し1519m西から西に向けて六林班峠に至る破線路があります。さらに、峠から西側にも破線が延びていますが、先が「皇海山」エリアになっていて、残念ながら、これは持っていません。
    「根利山古道」というのはこれでしょうか。
    ちなみに、この地図には、途中から北上して1317mを経由して、北西に向かい、銀峯の南を経由して庚申山荘に至る破線が記されています。
    きりんこさんのおかげで、お宝を見つけた心境ですよ。

    [ たそがれオヤジ ]

    2015/6/14(日) 午後 10:54

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    瀑やさん、こんばんは。
    長い長いトラバース道で、平衡感覚がおかしくなりそうでした(笑)
    正体は間違いなくぷーさんですね。直前にその主とお会いしましたから(^_^;)

    きりんこ

    2015/6/14(日) 午後 11:46

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    瀑泉さん、こんばんは。
    こんな記事でも参考になるところがありましたでしょうか。せめて石祠や標識でもあればもっとよかったのでしょうけどね~。1317m前後と樺平手前、今となってみると少し心残りもありますが、もう1回行くこともないと思いますので、あとは瀑泉さんにお願いしますよ。
    熊の皮はぎに地域性があるなんて、はじめて知りました。さすがよく御存じですね。この直前に会っているので本当にヒヤヒヤものでしたよ。
    銀峯と庚申山荘の間の道、たそがれさんも気になられたようですので後で一時的に地図画像を追加しますね。

    きりんこ

    2015/6/14(日) 午後 11:54

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    たそがれオヤジさん、こんばんは。
    自分でもマニアックな世界だと自覚しておりますよ(笑)
    たそがれさん同様、根利側だけなら興味も持たなかったのですが、その一部が足尾側にもあることで興味をもちました。
    自分の場合、古地図を動員というよりむしろその逆で、今はないルートを地図で見つけると確認したくなってしまうんですね。
    実は昭和46年発行の地図も持っておりまして、昭和54年発行のものに近いと思われます。今回記事で触れた銀峯から庚申山荘への波線についてもその地図が出所でした。
    今回自分がたどった根利山古道は正にそれです。もっと古い地図と昭和46年発行の地図だと根利山古道の位置が少しずれていますが、実際歩いてみて昭和46年の地図がより正確なことがわかりました。
    それと、庚申川から六林班峠を経て根利へ抜ける道ですが、Webの地理院地図(旧版)でレベル14から16の縮尺に載っているんですよ。

    きりんこ

    2015/6/15(月) 午前 0:20

  • おはようございます。
    利根古道、10年位前に一切の事前情報も持たずにこの道は何処に通じてるんだろうと思って辿ったことがあります。結果、赤岩沢の先でロスト、復帰出来ぬままに斜面をトラバースして三才沢にぬけたことがあります。ちなみに庚申沢対岸の荒巻道は一の鳥居から三才沢出合い迄1度も発見出来ぬまま、三才沢出合いで断念しました。
    境沢、三才沢ともに峠道迄メダカのような岩魚を確認していますので今回の沢(おそらく赤岩沢)にもいるかもしれませんね。

    [ 足尾のRR ]

    2015/6/15(月) 午前 7:40

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    こんにちは、 いろいろな資料を集めて実行される姿勢はずぼらな私にはとても真似出来ません(笑)根利古道は私の山仲間から聞いて知ってはいましたが、他の古道同様あまり関心とかはありませんでした.
    2009年の秋に庚申川を少しだけ遡行した事があります.一の鳥居から古道を僅かだけ辿り、すぐに沢に下りてしまいましたが紅葉が素晴らしく、時間が予想以上にかかり、予定の三才沢までたどり着く事が出来ませんでした.
    手前、大きく左に円を描く辺りの左岸支沢を上がってその古道を目指しましたが見つけられず、六林班道まで登ってしまいました.この支沢で綺麗な滝をみましたが、落差は10m近い滑滝(2段位?)で、きりんこさんが見たのとは形が違う様ですから、同じ沢ではないのかも知れません.RRさんがおっしゃる赤岩沢とは、私が遡った支沢の事でしょうか?
    この支沢出合少し下流にある本流の滑滝(5-6m位の斜瀑)もとても見事でしたよ.

    [ 雪田爺 ]

    2015/6/15(月) 午前 9:34

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    足尾のRRさん、こんにちは。
    RRさんも沢(赤岩沢というのですか)の先でロストですか。もう道跡も残ってないのでしょうかね~。
    やはり荒巻道をたどるのは困難なようですね。だいたい想像はできますよ。とりあえず、少しは道が残っていそうな峠側から様子を見てこようかな~と思っているところです。
    境沢、三才沢も調査しようと思っていたのですが、メダカサイズですか。あんなところまで釣り師が入っているということですね。今回の沢も、水質に問題がなければ間違いなくいるとは思うんですよね~。

    きりんこ

    2015/6/15(月) 午後 5:04

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    雪田爺さん、こんにちは。
    根利の古道は自分もそれほど強い関心があったわけではないので、せめて銀峯とコウシンソウをセットでということで行ってきたのですよ。
    雪田爺さんが上がられた沢は、もし今回自分が見た5,6m滝のある沢でないとすると、それより東側だと六林班道には抜けられませんから、もっと西側(庚申川上流)ということになると思います。となるとRRさんがおっしゃる赤岩沢ではなさそうですね。ここはぜひRRさんにご教示お願いしたいします。
    今まで庚申川本流を遡行しようと思ったことはなかったのですが、こうして皆さんから情報をいただいているうちに俄に興味が湧いてきましたよ(笑)。

    きりんこ

    2015/6/15(月) 午後 5:05

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    マニアック・・・いや・・・凄い。
    自分には真似の出来ない山歩きですね。
    チョットだけ羨ましく思っています。
    そして、毎回楽しみにしています。
    ケン

    [ ケン ]

    2015/6/16(火) 午前 10:36

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    ケンさん、こんばんは。
    マニアックでしょ。自分でも最近どこへ向かっているのかわからないときが。。。
    こんなブログですが、これからもよろしくお願いします_(._.)_

    きりんこ

    2015/6/16(火) 午後 8:07

  • 顔アイコン

    初めてメールさせて頂きます。 足尾銅山について調べていたらこちらのブログに行きつきました。 銀山平から群馬県側にかけて(根利山)にかけて木材を運搬するための架空索道(空中にケーブルをかけて木材を運搬する)が設けられてようで長さはおよそ10㎞程。 もしかして見つけられたケーブルの一部がこれでは、と思った次第です。足尾周辺の木材がなくなりそれを群馬側にもとめたようです。

    [ doc*moi**kuna* ]

    2017/11/26(日) 午前 11:22

  • 顔アイコン

    doc*moi**kuna*さん、こんばんは。
    ご訪問&コメントありがとうございます♪
    この時辿った古道は、架空索道に沿ってつけられたものですので、見かけたワイヤー類はその遺構だろうと思います。群馬側の索道跡は栃木側よりもはっきりと残っているそうですので、今後そちらも探索するつもりではおります。

    きりんこ

    2017/11/26(日) 午後 11:01

  • 顔アイコン

    > きりんこさん
    早速のご返信ありがとうのございます。 やはりそうなんですね。私も来年になりましたら歩いてみたいと考えています。 ブログ参考にさせて頂きたくよろしくお願いします。

    [ docomoitakunai ]

    2017/11/27(月) 午前 7:16

  • 顔アイコン

    docomoitakunaiさん、こんばんは。
    記事にも記しましたが、崖沿いの道や、道が崩れているところもありますので、どうぞお気をつけて探索されてください。

    きりんこ

    2017/11/28(火) 午後 11:10

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