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庚申山(その1)

庚申山(その1)

 6月20日(水)、山の仲間5名(男2,女3)で栃木県足尾山系の庚申山に、国の特別天然記念物に指定されているコウシンソウの探勝に出掛けて参りました。

 コウシンソウは庚申山で発見されたムシトリスミレの高山種。自生場所は他に日光連山の一部など極く限られる。

 盗掘により絶滅が危惧され、登山路を外れた険呑な場所にしか見付からない。教えて貰わなければ探すのは難しい。

 ( 庚申山での自生地を知りたい方はこちらをご覧ください;


 コウシンソウの外にコウシンコザクラなどの高山植物も楽しめます。  )

 今回の山行の発案者・リーダーは2年前にもこの山を訪れており、その模様を4回に分けて詳しく報告しております。こちらをご覧ください;


 別途、この時季の高山植物も種々紹介されています。

 台風4号が前日の19日午後5時過ぎに和歌山県南部に上陸、中部・北関東の山岳地帯は山行当日の20日は台風の真っ只中に入ると思われた。
 ところが、上陸後は猛スピードで内陸部を通り抜け、20日払暁には三陸沖に抜けていった。
 
 当日、北関東は台風一過の青空が拡がり、絶好の登山日和となる。

 8:00、銀山平、国民宿舎「かじか荘」駐車場着。
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 8:17,出発
 「かじか荘」前が登山口になる。
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 実質的な登山口の一の鳥居まで3.9km、は良いとして庚申山まで4.6kmは理解に苦しむ。

 此処は、皇海山や備前楯山への登山口になっている。

 皇海山には、以前は最短のアクセスとして、沼田から国道120を尾瀬・日光方面に向かい「吹割の滝」手前の信号のある分岐を右に「栗原川林道」を「皇海橋」まで行くルートがあった。

 その分岐に「吹割温泉センター龍宮の湯」と「皇海山」の案内板を眼にしたものであった。
 「栗原川林道」は名にし負う悪路、現在、「皇海橋」は損壊、途中も崩壊・埋没があって通行不能になっている由。

 今は古くからの表登山口で、深田久弥も辿った銀山平から庚申山を越えるしかコースがないとか・・・ 
 
 此処にも「登山届」用ボックスがあるが、「かじか荘」の駐車場利用者は「かじか荘」で受け付けとなる。
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 ボックスに立て掛けてある枯れ枝を拝借。
 (途中の難所で置きざり、帰途に持ち帰るツモリが巡回路のため巡りあえず) 

 暫くは舗装道路
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 「お山巡りの道」と名付けられる険路は補修作業中との告示
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 左下の「かじか沢」に沿う林道で一般車通行禁止
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 歩き始めから25分強、舗装が終わる手前、スペースが拡がる。
 ここにもゲートがあり、以前は此処まで車で入れたらしい。
 ゲート前駐車禁止の告示があるから転回用のスペースか?
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 ひっきりなし「かじか」の声を聞きながらの林道歩き。
 右の山側も急斜面が続く。
 夜半の大雨の名残、林道を所により踝に届くような水が流れる。 
 林道の遙か左下は「庚申渓谷」の名勝。

 足尾は足尾鉱山で栄えた土地。
 「銀山平」は銀山施設の跡地とか。
 沿道に鉱山の名残
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 青々と繁る木の葉に遮られて下方は覗き込めない。

 天狗が投げた石と伝えられる岩雪崩の跡
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 9:27、出発から1時間10分、一の鳥居前
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 「庚申山入口」の石柱
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 広い頑丈な橋で沢を渡る。
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 マイナスイオンに満ちた冷気を胸一杯に

 道の脇に巨石が見られるようになる。
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 9:57、百丁目石
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 道筋に丁目石が据えられている。
 この先の庚申山荘横の猿田彦神社跡が114丁目になるらしい。

 気が付いたのは90番台から。
 1丁は109m強。114丁は12.44km弱。

 倒木に生えている赤茶けた植物は何?
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 一の鳥居から1k、庚申山荘まで1.3kの標識。
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 樹木の生存競争?それとも共存共栄?
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 悲(秘?)話を伝える「鏡岩」 
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- 続く -

閉じる コメント(2)

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こんにちは。(^-^)
先日は、仲良しグループにお邪魔虫してしまい申し訳ありませんでした。
おかげさまでコウシンソウを見る事が出来ました。
ありがとうございました。

2012/6/25(月) 午後 4:02 ぷぅ

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ぷう 様

ご訪問・コメント有り難う御座います。
お逢いしたときにはバテ寸前で失礼いたしました。
ダブルポールを器用に使いこなす歩様に感服いたしました。
30代半ばのお年頃とお見受けいたしましたが・・・

2012/6/25(月) 午後 9:12 sen_nin

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開​設日​: ​20​08​/3​/1​9(​水)​

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