みなさんこんにちは、渉外のタクトです。
今回合宿大会「コスト制シングル」において優勝することが出来たのでその構築記事となります。
本記事ではまず、本大会のルールを決めたのが自分であることからこのルールの特徴などを説明していきたいと思います。
今回の大会のルールについては、
https://kanamachipoke.hatenablog.com/entry/2019/08/22/150749
に記載してあります。ざっくり説明すると、S16シングルレート及び第3回ボスラッシュの使用率を踏まえて一部主観を交えながら強力なポケモンに使用制限を設け、コストが15までになるように構築を組むというものです。
当初はコストを数字として定義せず、使用率の高いポケモンをABCのグループに分けて使えるポケモンを例えば「Aから1体、Bから2体、Cから0体」のようにしてコストの概念を曖昧にしていたところ、ガルミミガッサのように三体の並びだけで他の三体を出す必要が無くなるような展開が容易に想像されたため、それを改善するためにこのルールが完成しました。
コストは目安としてはミミッキュが10でルカリオが5といった具合で、この基準に関してはこの大会における強さ、採用しやすさではなく単純に使用率等から割り出したものであるため、普段の構築では組み合わせ内において便利なポケモン(カプ・レヒレ、グライオン等)はコストが高い割に採用されにくい傾向にありました。こちらは仕方ないこととは言え、少し調整不足だったと反省しています。
コストを確認すれば分かるかと思いますが、可能な限り運要素の強い構築や、三体並べるだけで大抵の構築を受け切ってしまうような構築(クレセゴーリ、ヤミヌケドヒド等)は組めないようになっています。これはかつてストレスフリーな環境を目指したものの結果として受け構築ミラーが多発してしまったことを反省して、出来る限りそのような事態が発生しないようにという狙いです。また、コストがかからない割に強力なポケモンは見受けられましたが、そういったポケモンに目をつけられるかどうかもこのルールにおいて勝利を目指すための重要な要素となっています。
長くなりましたが、以上が本大会のルール策定の流れとなります。
では本題である構築について説明していきたいと思います。
今回使用した構築はこちらです。
〜以下常態〜
【構築経緯】
鋼を採用し辛いルールであるため、スカーフカプ・テテフの通りが良いと考え、1体目のコスト枠として採用し、0コストでありながらカプ・テテフのサイコフィールドと合わせて高い制圧力を誇るメガフーディンを採用、テテフーディンの並びを構築の軸とした。2体で重い特殊受けや鋼に対して有利でコストの掛からないガオガエン、範囲と火力が強力で、ステルスロックで裏のアタッカーの突破力を高めることが出来るニドキング、ここまでで重いビビヨンや地面の一貫を切り、ガルーラなどに対する受けとしてバルジーナ、最後に余った7コストからフーディンが出しにくい場合にもメガ枠を選出することによって構築のパワーを下げず、トリックルーム展開などに強く自身も竜舞によって強力な勝ち筋となるメガギャラドスを採用して構築が完成した。構築名はエスパー2体と2種の舞を軸に戦ったことから。
【個体紹介】
フーディン@フーディナイト *シンクロ→トレース
性格:控えめ
技構成:サイコキネシス 気合玉 エナジーボール シャドーボール
131(4)-×-85-249(252+)-125-202(252) *メガ後
構築の軸。マジックガードで無い理由は無くただの甘えである。努力値は適当にCSぶっぱにしたが耐久に割いた方が有用に働く場面が多かったと思う。サイコフィールドと合わせて高火力が出るサイコキネシス、範囲を大きく広げる気合玉、ペリラグに対して有利になるエナジーボールとメタグロスがいた場合に刺さるシャドーボールを入れたが、サイコキネシスと気合玉しか撃たなかった。
性格:控えめ
技構成:サイコキネシス ムーンフォース サイコショック シャドーボール
145-×-96(4)-200(252+)-135-147(252)
今回のMVP。サイコキネシス連打で優勝を決めた。今大会においてこのポケモンよりSの高いポケモンに当たらず、基本的に超速超火力で押し切ることが出来たが、ハピナス+メガハガネールの並びだけは崩すことが出来なかった。
性格:意地っ張り
技構成:フレアドライブ DDラリアット ニトロチャージ 剣の舞
170-183(252+)-110-×-111(4)-112(252)
構築の崩し枠。炎悪の通りが良く剣舞Zが受かる構築が無かったため大活躍した。
ニトロチャージを撃たなかったため、構築で重かったツンデツンデに刺さる蹴手繰りを採用した方が良い。
性格:臆病
技構成:ヘドロウェーブ 大地の力 冷凍ビーム ステルスロック
157(4)-×-97-137(252)-95-150(252+)
ステルスロックで相手の襷を潰すことでカプ・テテフやフーディン、ギャラドスの通りを良くしたり、行動保証を活かして一致技で殴る動きも強かった。臆病にしたメリットを感じられなかったので、このルールでは控えめ推奨である。冷凍ビームは崩しとして角ドリルを採用するべきだった。
性格:腕白
技構成:イカサマ 蜻蛉返り 毒々 羽休め
217(252)-85-172(252+)-×-116(4)-100
眠り粉無効で地面の一貫を切れて、物理に対して安定する駒。残念ながら強力な地面技持ちやビビヨンは居なかったため選出機会は無かったが、ガルーラの動きを縛るなど選出段階で睨みを効かせた。
性格:陽気
技構成:滝登り 噛み砕く 挑発 竜の舞
171(4)-207(252)-129-×-150-146(252+) *メガ後
裏メガ枠、コストの割に積んだ時の突破力が高い駒として採用。2回滝登りで怯ませて勝った最強運ゲーポケモンであった。
【あとがき】
〜以下敬体〜
優勝することが出来たのは予選2-2で三竦みが発生した時にジャッジマンゲーム※で勝つことが出来たお陰です。怯みやマッチング運も含めて運が良かったかなと思います。漸く自演優勝が出来て凄く嬉しいので、この流れでレートの結果も出していきたいと思います。
↓優勝賞品の等身大ミミッキュ人形
※何枚かのポケモンカードの束にジャッジマンを1枚だけ入れて引いた人が負けるゲーム