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【グラニュース】

降格回避へ…名古屋グランパスついに超厳戒モードに 今後2週間の練習すべて非公開

2019年10月23日 19時45分

ストレッチする選手の脇を、悩ましげな表情で歩くフィッカデンティ監督(右手前)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 就任から3戦勝ちなしの名古屋グランパス、マッシモ・フィッカデンティ監督(51)が23日、厳戒ピリピリモードに突入した。前節・仙台戦に0-2で負け、オフを挟んで次節・札幌戦へ始動したこの日、練習は冒頭公開のみ。11月2日の次節まで中2週間あり、練習公開日もサポーターへの一般公開予定も予定されていないのはクラブとして異例。少しの情報も漏らさず、準備を進める。

 練習の公開スタイルが、クラブの現状を物語る。報道陣がピッチ脇にいるのを許されたのはアップのみ。ボールを使うメニューすべては非公開だった。

 前節・仙台戦の敗戦はそれほどショッキングだった。攻撃陣は8試合連続失点中の相手に無得点。7戦未勝利で、5月中旬から5カ月間で18戦1勝。シーズン序盤の貯金を食いつぶし14位まで転落した。これにより2016年以来、3年ぶりJ2降格がいよいよ現実味を帯びてきた。

 非公開の予兆はあった。クラブは15日の公開予定から一転、非公開にした。カップ戦も行われたシーズン序盤を除けば、リーグ戦からリーグ戦の間がすべて非公開となるのは異例の事態。クラブも戦術練習が多いことから、サポーターへの理解を求めている。

 練習を終えたFW前田は非公開練習に「相手の弱点を突くという意味では、見られない方がいいのかな、と思うところもあります。ただ、監督にどれだけいいアドバイスをもらって、いい戦略を立ててもらっても、ゴールを決められなかったら意味がない。自分たちのレベルアップが1番大事です」と言った。

 敵地で勝ちたい。アウェー勝利は3月9日G大阪戦までさかのぼる。それ以降は約8カ月、13試合連続で勝ちなし(7分け6敗)。今季も残り5試合。分厚いフィッカ・カーテンで締め切ったピッチで、勝利への準備は進む。

 

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