◇日本シリーズ第4戦 巨人―ソフトバンク(23日・東京ドーム)
3点ビハインドの6回に巨人が反撃開始。坂本がストレートの四球で塁に出て2死一塁、4番・岡本に待望の1発が飛び出した。
この回から、ソフトバンクの投手は先発・和田から2番手・スアレスに代わっており、1ストライクの2球目、ど真ん中に入った157キロストレートを捉えると、打球は右翼席中段に飛び込んだ。
この2ランで1点差に迫り、ゲレーロが左中間への安打で出塁。ここで、今シリーズ限りでの引退を表明している阿部が代打で登場すると、場内の興奮は最高潮。慎之助コールの中で、投手がスアレスから嘉弥真に交代。その4球目、140キロのシュートが右肩付近を直撃。死球に大ブーイングが巻き起こった。
2死一、二塁で、代打・石川に対して、さらに投手が4番手・甲斐野と目まぐるしく代わり、石川は遊ゴロでチェンジ。一挙逆転とはいかなかった。