ゲーム・オブ・スローンズは最高におもしろい海外ドラマです。
壮大な世界観に、クオリティの高い映像、予測を超えるストーリー展開などがあり、見始めたら完全にハマります!
しかし、このGOT(ゲーム・オブ・スローンズの略)は壮大な世界観ゆえに話がよくわからないこともあります。
またセリフのある登場人物が他のドラマと違って、とんでもなく多いので、登場人物が把握できないことも。
「えっ、これどういうこと?」
「こいつ誰だっけ?」
こう思うこともよくあります。
そこで解説&シーズン1の相関図をつくりました。
GOTを始める前の基本的な予備知識なので、見始める前やシーズン1見てる人に役に立つと思います。
これを読んどくだけで話がずっとわかりやすくなるので、GOT初心者はぜひ読んでみてください。
当ブログのゲームオブスローンズの記事をまとめたので、「GOT初心者じゃないよ。」って人にはおすすめです。
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ゲーム・オブ・スローンズとは?
長い“夏”を謳歌している大陸・ウェスタロス。かつて7つの王国が支配していたことから、いまも七王国と呼ばれ、バラシオン家のロバートが王朝を築いていた。
広大な北部・ウィンターフェルの領主、エダード・スタークは、かつての親友でもあるロバート王に請われ、王の補佐・代理を務める<王の手>として、娘のサンサとアリアを伴い、王都キングズランディングへ向かう。だがエダードは、前任者の死の理由を探る内に、王妃サーセイの王国を揺るがす大きな秘密を知ってしまう。
エダードの落とし子で、ウィンターフェル城に身の置き場のないジョン・スノウは、<壁>で北方の脅威から七王国を守るナイツ・ウォッチに加わることに。だが、<壁>の向こうには、不穏な気配が漂っていた。
一方、ナロー・シーを挟んだ海の向こう、東の大陸・エッソスでは、ロバート王に滅ぼされた、かつて王朝を築いていたターガリエン家のデナーリスが、ドスラク族の族長カール・ドロゴと結婚。ドラゴンの卵を手に入れ、七王国の王座を取り戻そうと勢力の拡大を図る…。
STAR
このあらすじを読んでも初めての人は「なんのこっちゃ?」ってなってしまうと思います。
ゲーム・オブ・スローンズの用語、人物名、世界観などを知らないと話が頭にはいっていきにくいのです。
GOTはパッと見たら、中世ヨーロッパの歴史ドラマみたいですが、全く違います!
大河ファンタジーという雰囲気で、ドラゴンや魔法、魔物などもでてきます。
もちろんフィクションです。
ウエスタロスという大陸が舞台で、そこで9つの諸名家を中心に物語が進みます。
「鉄の玉座」と呼ばれる王のイスに座ることがこのウエスタロス大陸の覇権を握ることができ、物語はこの「鉄の玉座を巡った壮絶な覇権争い」です。
もちろんただ争ってるだけじゃなく、そこには裏切りや騙し合い、人間ドラマなどが張り巡らされてます。
物語は3つの主要な筋がある
物語は3つの筋から話が進んでいきます。
- 鉄の玉座を巡る争い
- ジョン・スノウが北の国境の壁で魔物の脅威から七王国を守ろうとする話
- デナーリス・ターガリエンの玉座を取り戻そうとする話
それぞれが独立した話ではなくて、ビミョーに絡み合いながら話は進んでいきます。
そのためシーズン1の時は話がわかりにくかったり、ゴチャゴチャになってしまったりします。
シーズンが進むにつれて、どんどん繋がっていくのがまたおもしろいですよ!
ちなみに今は最終章であるシーズン8が2019年4月15日から全世界同時放映されています。
物語の背景
ここでは簡単な物語の背景を説明します。
ウェスタロスはターガリエン家が300年ほど統一していましたが、十数年前にロバート・バラシオンが「ロバートの反乱」を起こします。
ロバートの反乱の発端は、当時の王の長男であるレイガー・ターガリエンがエダード・スタークの妹であるリアナ・スタークと共に失踪したことです。
ロバート・バラシオンはリアナ・スタークとの婚姻が決まっていたため、リアナを連れ去ったことに激怒し、反乱が起きます。
当時の王はエイリス・ターガリエンで、狂王と呼ばれていました。
その狂王エイリスをキングズガード(王の盾)であるジェイミー・ラニスターが殺し、そこからジェイミーはキングスレイヤー(王殺し)と呼ばれることになりました。
そして、ターガリエン王朝は倒され、ロバート・バラシオンが鉄の玉座に座り、新王朝を開きます。
ターガリエン家はほとんど殺されてしまいますが、ヴィセーリスとデナーリスの兄妹は生き残り、東の大陸のエッソスに亡命します。
ロバートの王の手はジョン・アリンが務めていたのですが、急死をしてしまいます。
そこでロバートは旧知の間柄であるエダード・スタークに王の手を要請しに行くというところから物語は始まります。
GOTの歴史はもっとあるのですが、これぐらい知っておけば十分だと思います。
ゲームオブスローンズの歴史をもう少し詳しく知りたい方がいれば、こちらを見ていただければ知ることができます。
ネタバレはないのでご安心ください。
ゲーム・オブ・スローンズの地図
では、地図を見てみましょう。
地図が頭にはいっているだけで話がすっごいわかるようになります。
左側の大陸がウェスタロスで、9つの諸名家(この地図は七王国)がそれぞれの領地を統治していて、「鉄の玉座」はキングスランディングスにあります。
ジョン・スノウが向かう「壁」はウインターフェルの北にあり、そこに冥夜の守人(ナイツウォッチ)がいます。
右側の大陸はエッソスという大陸です。
こちらの大陸にデナーリス・ターガリエンはいます。
基本的にはウエスタロスが舞台なので、見始めの人はウエスタロスがわかれば問題ないです。
シーズン1の登場人物の相関図
次にシーズン1の相関図です。
シーズン1は、スターク家、バラシオン家、ラニスター家、ターガリエン家がわかれば大丈夫です。
スターク家
当主 : エダード・スターク
領地 : 北部
本拠地 : ウインターフェル
標語 : 冬来たる
- ジョン・スノウはエダード・スタークの子どもでありながら、なぜ、名字が違うのかというと、「落とし子」と呼ばれる子どもだからです。
簡単に言えば、奥さんとは違う女の人とできた子どもです。
なので、ジョン・スノウは名字がスタークではないし、お城では肩身の狭い思いをしています。 - グレイジョイ家のシオンがなぜスターク家にいるのかというと、何年か前にグレイジョイ家が反乱を起こしたが、鎮圧され、幼かったシオン・グレイジョイが人質としてウインターフェルで育てられることになったのです。
しかし、誠実な当主のネッド・スタークは他の兄弟同様にシオンを育てたので、スターク家と仲良しです。
ラニスター家
当主 : タイウィン・ラニスター
領地 : 西部(ウェスターランド)
本拠地 : キャスタリーロック
標語 : 聞け、我が咆哮を!
ロバート・バラシオンの妻はサーセイですが、1話目で驚く光景を目にします。
それは、サーセイが双子の弟であるジェイミーとセッ○スしているのです!
(GOTはそういうシーンがよくあります。)
「えっ、双子じゃないの?」って思う人が多いと思います。
これは近○相姦ってやつですね。
GOTの世界ではこういうこともあります。僕はこのことを知らなくて、「兄妹?愛人?浮気?どういうこと?」って、関係性がよくわかりませんでした。
少しネタバレかもしれませんが、知っておくほうが話がわかりやすいです。
バラシオン家
当主 : ロバート・バラシオン
領地 : 王室領、ストームランド
本拠地 : キングスランディング(ロバート)、ドラゴンストーン(スタニス)、ストームズエンド(レンリー)
標語 : 氏神は復讐の女神
ターガリエン家
当主 : なし
領地 : なし
本拠地 : エッソスに亡命中
標語 : 炎と血
もともとはターガリエン家が王として鉄の玉座にいましたが、前王である狂王エイリス・ターガリエンが「ロバートの反乱」により倒され、今はエイリスの子どもであるヴィセーリスとデナーリスの兄妹が生き残りとしてエッソス大陸に亡命しています。
名家とは関係なく覚えておいた方がいい人たち
ピーター・ベイリッシュはリトルフィンガーとも呼ばれています。
用語解説
GOTの見始めはわからない言葉もたくさんあって、「どういうこと?」って思うことも多いので、基本的な用語を説明しておきます。
わからないことある人は、よかったら参考にしてみてください。
冬
「もうじき冬が来る!」って慌ててる人が時々います。
GOTの季節とは、僕たち日本の1年の内に四季があって、というような季節とは違います。
同じ季節が不定期に何年も続いたり、逆にすぐ終わったりするのです。
特に何年も続く冬は厳しいとされています。
ちなみに今は夏が何年も続いて、そろそろ夏が終わり、冬が始まろうとしている、という背景です。
七王国
ウエスタロスは七王国と呼ばれるのですが、どう見ても9つの諸名家と領地があります。
どういうことかというと、昔ターガリエン家がウエスタロスを征服するまでは、王室領とリヴァーランドを除く7つの独立した王国がもともとありました。
ターガリエン家の統一後もその名残で七王国と呼ばれています。
壁
七王国北方の国境に沿って、作られたとんでもなく長くて高い氷の壁。
そこにナイツ・ウォッチ達がいて、壁のさらに北にいる野人から土地を守っています。
実際は8000年前にホワイトウォーカーから領土を守るために魔法と人力の力で作られたと考えられています。
ホワイトウォーカー
壁のさらに北側に生息する邪悪な生物です。
死人をゾンビ化させることができ、そのゾンビ達を率いて、人々を襲います。
8000年前に訪れた歴史上で最も長い冬の時にウエスタロスに襲いに来ましたが、なんとか北の地に撃退することができました。
それ以来ホワイトウォーカーは全滅したとして考えられていて、目撃情報があるにも関わらず、今では多くの人にその存在を信じられていません。
冥夜の守人(ナイツウォッチ)
壁のさらに北にいる野人やホワイトウォーカーから七王国の領土を守るために、誓いをたて、任務につく人達。
誓いとは、土地と称号を持たず、妻や子を持たず、家族との絆を断ち切り、七王国の争いには関わらず、脱走しないことです。
これを破ったものは死罪となります。
身分に関係なくナイツウォッチの中の階級を望むことができます。
前はナイツウォッチの参加することは名誉と考えられ、志願者も多かったですが、今では、志願者も減り、七王国から追放された犯罪者や裏切り者からなる集団となっています。
いつも黒衣をまとっていることから鴉(からす)とも呼ばれています。
ジョン・スノウが1話目で志願していくのが、このナイツウォッチですね。
野人
壁よりも北に住んでいる自由民。
七王国の人々は軽蔑して野人と呼びます。
しばしば壁よりも南を求めてくるので、ナイツウォッチと争い、敵対関係にあります。
何年も争っているので、ナイツウォッチと野人は憎み合っています。
ドスラク人
東の大陸エッソスの中心部の平原で略奪を行う騎馬戦士たち。
かなり乱暴で、力を重んじています。
そのため1番強い人がカール(族長)になります。
ドスラク人は独自のドスラク語で話します。
- カラザール・・・部族
- カール・・・族長
- カリーシ・・・王妃
この言葉はよく出てきます。
また、ドスラク人は馬が飲めない塩水である海を拒絶するので、海を渡ることはありません。
そのため、力のある恐ろしい部族ですが、ウェスタロスからは脅威に感じられていません。
落とし子
ウェスタロスでは結婚は神聖であり、貴族の婚外子は落とし子と呼ばれます。
貴族の家柄に生まれているのですが、相続権はありません。
落とし子は地方ごとに名字もつけられています。
北部ではスノウ、リヴァーランドではリヴァーズ、ドーンではサンドとされています。
そのため、ネッド・スタークの落とし子であるジョン・スノウはスタークではなくスノウなのです。
王の手
王の右腕で相談役。
ジョン・アリンが王の手を担っていましたが、急死したために、ロバート王が旧知の間柄のネッド・スタークに王の手を要請するところから物語は始まります。
キングズガード
王を守る護衛集団。
一生を捧げ原則として妻や子を持たず領地を持たないところはナイツウォッチと同じです。
シティウォッチ
シティウォッチとは王都の守人のことで王都であるキングズランディングの安全を守る兵士のことです。
他の組織と違うのは、給料で雇われており、忠誠は誓っていません。
別名で「金マント」とも呼ばれています。
メイスター
ウエスタロスでは必要不可欠な役を担っていて、王国の貴族の助言者、学者、治癒者として仕えています。
政治や権力争いに関わらないと誓い、生涯を国のために捧げる博学な男達です。
まとめ
これだけ押さえておけば、GOTの話はわかりやすいと思います。
話がよくわからなくて最初の段階でGOTを見るのをやめてしまう人もいると聞きます。
それは、もったいないです!もう、もったいなさすぎる!!
前知識をつければ話もずっとわかりやすくておもしろくなります。
なによりもシーズンが進むに連れて最高におもしろくなります!
途中で見るのをやめることはできないでしょう。
完全に寝不足です・・
ゲーム・オブ・スローンズのシーズン7まで全部見るなら、Huluが断然オススメです!
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シーズン8に向けて見直しもありです!
ゲーム・オブ・スローンズは2周目が実は、おもしろいのです!