こんにちは、すいせんと申します。
筋トレ系の記事が続いたのでラノベいきましょう。
『七つの魔剣が支配する2』です。
ラストで一気にもっていかれました。
終始ずっと面白いから前半に張られた伏線が、ラストにより効果を発揮するんですかね?
忘れたころにやってくるみたいな。
・七つの魔剣が支配する
あらすじ
”学園内の事件を解決し、一目置かれる存在となったナナオとオリバー。しかしそれは、魔法使いとしての研鑽に励む同級生たちの、矜持と野心に火を点けた。誰が一年生でいちばん強いのか?その問いに結論を出すために、お互いのメダルを奪い合う、バトルロイヤルの開催が告げられる。ナナオやオリバーを倒すべく、次々と名乗りを上げる強者たち、そしてこの機に乗じる存在が動き出し―。一方、その盛り上がりをよそに、ある大きな変化がピートを襲う。彼の体に隠された秘密が明かされ、それは大きな可能性を少年にもたらすのだが―。運命の魔剣を巡る、至高の魔法×剣術バトルファンタジー第2巻! ”
いや~第一巻といい、第二巻といい、ミユキルリア先生のイラスト素晴らしいですよね。
第二巻を読んだ方は気付かれたと思いますが、この表紙のイラストの情報量半端ないです。
なぜ二人の杖剣は交差しているのか。
自然と目がそこに行くように赤いエフェクトが集中線のような役割を果たしているように感じられます。
他にも気になる部分はいくつかありますが、ネタバレになるのも嫌なのでこの辺で。
読む前にイラストをよく見てみるのも面白いかもしれないですね。
作品を読んでみるとこのイラストの凄さが分かると思いますよ。
さて、第二巻は主人公のオリバーたちがキンバリー魔法学園に入学して半年ほど経った頃からの物語となります。
読み始めて早々、ピートの悪夢。
ピートの特殊体質が明らかになると思いきや・・・
におわせる程度ではっきりとはしないまま、場面は
この箒術も後々活躍するんですよね。
ラノベの記事を書くときはその作品を読み返しながら書ているのですが、やはり宇野朴人先生の文章力や物語を組み立てていく力は群を抜いているというか、一つ違う次元にあるように感じられます。
小説の鉄則として<キャラを理由なしに行動させてはならない>(なろう作品が叩かれる理由の一つ)というのがあるのですが、この作品のキャラは行動理由に一切無理がなく、自然なんですよね。
皆さんも感じたことはないですか?
「こいつはそんなキャラじゃないだろ」「なんでこんなことするの」みたいなこと。
キャラの性格に行動がしっかり合っているんですよね。
話が進むにつれてキャラの過去なんかも出てきて、どんどん複雑化していくんですが、何一つ疑問を持つことなくスラスラ読めるんです。
これは物凄いことだと思いますよ。
読者に純粋に「物語」を伝えられるんですから。
六人が午前の授業を終えて昼食をとっていると、そこに同じ一年のトゥリオ・ロッシが現れます。
そして、一年生で誰が一番強いか決めようとメダル争奪戦の開催を提案します。
ロッシの挑発にオリバーは乗り、参加することに決めました。
最強候補のナナオは当然、シェラも参加することにしました。
第二巻の物語の主軸となるのが、このメダル争奪戦です。
終盤の三対三のチーム戦なんかは大迫力のバトルシーンでした。
仲間との信頼関係の描写や奥の手を使うシーン、技術と技術のぶつかり合いで、流石クライマックスという感じでした。
新キャラも多く登場し、六人との関係性や過去の出来事、それぞれの思いなんかが語られていき、このまま第二巻終了かと思いきや・・・
ラスト五ページで超急展開。
今すぐ第三巻が読みたいいいいいいいぃぃぃx!!!!!!
ということで興味を持たれた方是非読んでみてください。
すぐにハマると思いますよ。
合わなかった人はごめんなさい。
ありがとうございました。