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【プロ野球】

代打陣にリリーフ陣 ベンチの期待に応えるソフトバンクと応えられない巨人 層の厚さが如実に…[立浪和義評論]

2019年10月22日 23時40分

8回の攻撃で無失点に終わり、ベンチで厳しい表情の(手前から)岡本、坂本勇、重信、汗をふく丸ら巨人ナイン

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◇22日 SMBC日本シリーズ第3戦 巨人2ー6ソフトバンク(東京ドーム)

 このシリーズは、ことごとくソフトバンクに流れが傾く展開となっている。本拠地に戻った巨人は、亀井が初回先頭打者本塁打。最高の形で先制したものの、直後にグラシアルが同点弾。流れをすぐに引き戻された。

 同点だった4回、相手のミスに付け込むことでソフトバンクが流れを呼び込んだ。巨人の3番手・戸郷のバント処理ミスで1死満塁とチャンスを広げると、代打・長谷川勇が勝ち越しの犠飛。最低でも外野フライ、という意図が明確に見て取れるスイングで初球を逃さなかった。

 スタメンの選手だけでなく長谷川勇ら代打陣、そして強力なリリーフ陣と、ソフトバンクは途中から出る選手がベンチの期待に見事に応える仕事をしている。巨人との層の厚さの違いが如実に出る格好となった。

 巨人の攻撃陣は、やはり坂本勇と丸がカギを握る。2人そろって調子がいいときには手がつけられないほどの迫力になるのだが、ここまで坂本勇が1安打、丸は無安打。2人が封じられたことが苦しい状況を招いている。

 セ・リーグの代表が4連敗するのは、何とか阻止してもらいたい。第4戦はエースの菅野が先発する。流れを変える投球を見せてもらいたい。(本紙評論家)

 

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