中日から戦力外通告を受けた亀沢恭平内野手(31)が22日、11月に開催されるトライアウトを受けることを表明した。この日、ナゴヤ球場を訪れ、キャッチボールやマシン打撃など野球の本格的な練習を再開。「こんなに動けてビックリした。クビになってから初めて打撃練習したのに」と自分でも驚いたが、その後は「トライアウトを受けます。厳しいかもしれないけど、まずはトライアウトに集中する」と意気込みを語った。
1日に戦力外通告を受けた際は「ファンキーなことがしたい」と、カンボジアで学校や井戸を作る事業、焼き肉店の経営など、現役続行以外にも頭に描く構想を語っていたが「事業はおいおいやったらいい。それはトライアウトを受けてから考えればいいと思った」と説明。「親にユニホーム姿を見せる最後のけじめの場となるかもしれない。お世話になった人にも最後の雄姿というかね」とトライアウトに全力を尽くす考えだ。
4日には岡山県内で山ごもりもしたという。「なにかいい案が浮かばないかなと思って」と笑った亀沢。独立リーグなどでプレーする意思はなく、トライアウトで11球団のどこかから吉報が届くのを待つ。