(cache)1996-027830号 スコップ - astamuse

図面 (/12)

技術 スコップ

出願人 有限会社サンコー設備
発明者 中野一彦
出願日 1994年7月15日 (25年4ヶ月経過) 出願番号 1994-164352
公開日 1996年1月30日 (23年9ヶ月経過) 公開番号 1996-027830
状態 未査定
技術分野 ショベル系を除いた土砂堀削機及び施工法
主要キーワード 環状フック 把握力 前屈姿勢 すべり止め 屈伸運動 排水桝 スコップ 持ち手
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1996年1月30日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

目的

スコップを使用して、深く狭い穴を掘削したり、浚渫するとき、スコップを操作する作業者の力を、適切な方向から作用させることによって、作業者の負担を軽減し、作業の困難さを緩和するスコップを提供する。

構成

スコップの柄12の両端にロープ21を張り渡し、ロープ21に持ち手23を設け、作業者が持ち手23を持ってロープを引くことによって、前屈姿勢にならずに作業者の力を適切にスコップに作用させるように構成した。

概要

背景

従来この種のスコップとしては、例えば図11に示すようなものがある。すなわち、剣先1と柄2と把手3から成り、掘削ないし浚渫などの作業に使われる。

概要

スコップを使用して、深く狭い穴を掘削したり、浚渫するとき、スコップを操作する作業者の力を、適切な方向から作用させることによって、作業者の負担を軽減し、作業の困難さを緩和するスコップを提供する。

スコップの柄12の両端にロープ21を張り渡し、ロープ21に持ち手23を設け、作業者が持ち手23を持ってロープを引くことによって、前屈姿勢にならずに作業者の力を適切にスコップに作用させるように構成した。

目的

本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたもので、作業者の負担を軽減し、狭く深い作業場所にも適応できるスコップを提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

剣先と、該剣先を先端に有する柄と、該柄の基端に設けた把手とを備えて成るスコップに於いて、前記柄と剣先との接続部分に操作用ロープの先端部を固結し、掘削作業時に引いて前記剣先に力を加えられるよう、該ロープを前記剣先のすくい面に続く前記柄の前面側に沿って延ばし、該ロープの基端部を前記柄と把手との接続部分に固結するとともに、該ロープの中間部分に持ち手を設けたことを特徴とするスコップ。

請求項2

剣先と、該剣先を先端に有する柄と、該柄の基端に設けた3角形状の把手とを備えて成るスコップに於いて、前記柄と剣先との接続部分に環状フックを固設し、該環状フックに操作用のロープの先端部を固結し、掘削作業時に引いて前記剣先に力を加えられるよう、該ロープを前記剣先のすくい面に続く前記柄の前面側に沿って延ばし、該ロープの基端部を前記把手の3角形状の空間に通して固結するとともに、該ロープの中間部分に結び目による持ち手部を設けたことを特徴とするスコップ。

技術分野

0001

本発明は、掘削ないし浚渫等の作業に使用するスコップに関する。

背景技術

0002

従来この種のスコップとしては、例えば図11に示すようなものがある。すなわち、剣先1と柄2と把手3から成り、掘削ないし浚渫などの作業に使われる。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、このような従来の技術では、スコップを使用した掘削作業に於いて、土をすくい上げはねるとき、作業者は、柄2と把手3しか掴むところがなく、浅い穴を掘るときなどはそうでもないけれども、深い穴を掘るような場合でも、一方の手で柄2の端部の把手3を、他方の手でできるだけ剣先1に近い部位を持とうとする。すると作業者の上体は深く前屈姿勢をとらなければならず、次にすくいとった対象物を投げ捨てる動作以降では、起きあがった姿勢になる。このように掘削作業は、両手負荷を加えて行う上体の屈伸運動の繰り返しであり、作業者の腰部には大きな負担を強いると言った問題点があった。

0004

また、深く狭い穴を掘削したり、排水桝の浚渫をするとき、スコップの剣先1は深く挿入されることになり、地上に居る作業者の手は、剣先1に近い部位を持つことができない。柄2の剣先1から遠い部位を持って、剣先1を作用させるには大きな力を必要とすることになり、スコップによるこのような作業はきわめて困難であるという問題点があった。

0005

本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたもので、作業者の負担を軽減し、狭く深い作業場所にも適応できるスコップを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

かかる問題を解決するための本発明の要旨とするところは次の各項の発明に存する。

0007

1剣先(11)と、該剣先(11)を先端に有する柄(12)と、該柄(12)の基端に設けた把手(13)とを備えて成るスコップにおいて、前記柄(12)と剣先(11)との接続部分(A)に操作用ロープ(21)の先端部を固結し、掘削作業時に引いて前記剣先(11)に力を加えられるよう、該ロープ(21)を前記剣先(11)のすくい面に続く前記柄(12)の前面側に沿って延ばし、該ロープ(21)の基端部を前記柄(12)と把手(13)との接続部分(B)に固結するとともに、該ロープ(21)の中間部分に持ち手(23)を設けたことを特徴とするスコップ。

0008

2剣先(11)と、該剣先(11)を先端に有する柄(12)と、該柄(12)の基端に設けた3角形状の把手(13)とを備えて成るスコップにおいて、前記柄(12)と剣先(11)との接続部分(A)に環状フック(22)を固設し、該環状フック(22)に操作用のロープ(21)の先端部を固結し、掘削作業時に引いて前記剣先(11)に力を加えられるよう、該ロープ(21)を前記剣先(11)のすくい面(11a)に続く前記柄(12)の前面側に沿って延ばし、該ロープ(21)の基端部を前記把手(13)の3角形状の空間(C)に通して固結するとともに、該ロープ(21)の中間部分に結び目(24)による持ち手(23)を設けたことを特徴とするスコップ。

0009

スコップ(10)を使用して掘削を行うとき、作業者は、把手(13)を両手で持ち、剣先(11)を土に突き立て、片足を剣先(11)の肩にかけて、剣先(11)を土に押し込む。次に把手(13)部分を押し下げる力を加えると、把手(13)部分を力点、剣先(11)の背面の一部を支点にして、剣先(11)を作用点として、梃子原理で、剣先(11)が起こされ、剣先(11)の前面の土が他から切り取られて、剣先(11)のすくい面(11a)にすくいとられる。

0010

楽に作業ができる場合は柄(12)の先端部(A)を持っても良いが、必要により一方の手で把手(13)を握り、他方の手で柄(12)の前面側に沿って延びているロープ(21)の結び目(24)による持ち手(23)を持って引き上げそのまま勢いをつけてはねる。ロープ(21)が張って剣先(11)側の先端部(A)が引き上げられ、それにより剣先(11)を楽にはね上げることができる。この時作業者の上体は大きくは前屈することがないため、腰部への負担が少ない。

0011

掘削底が深い場合や排水桝又は側溝のように狭く深い穴の浚渫作業の場合は、柄(12)の剣先(11)側の先端部(A)は地下になり、地上の作業者は手が届かないが、柄(12)の剣先(11)側の先端部(A)に替えて、ロープ(21)の結び目(24)などにより構成された持ち手(23)を持って、引き上げる。その力は柄(12)の剣先(11)側の先端部(A)に働き、土をすくい上げた剣先(11)を容易に引き上げることができる。

0012

またロープ(21)の結び目(24)による持ち手(23)はロープ(21)を直接持つよりも、小さな把握力で確実に持つことができ、作業者の負担を軽減する。

0013

以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説明する。図1図7は、本発明の第1実施例を示している。スコップ10は、剣先11と、剣先11を先端に有する柄12と、柄12の基端に設けた3角形状の把手13とを備え、全体が鋼板で一体に成形されて成る。柄12と剣先11との接続部分Aに環状フック22を固設してあり、環状フック22と把手13との間にロープ21を架設してある。

0014

剣先11は鋼板をプレス成形したもので、すくい面11aが前面から陥入して形成され、土に押し込みやすいように先端11bをらせてある。また肩11cの部分を折り曲げてあり、そこへ作業者の足をかけて、押し込む力を加えやすくしてある。

0015

柄12は薄肉鋼管で、先端部は剣先11に一体的に接合してある。柄12の基端部はY字型に成形してあり、端部に把手13を差し渡し溶接で固着してあり、3角形状の空間Cが形成されている。

0016

環状フック22は、柄12の長手方向に平行に溶接で固着してある。環状フック22には、操作用のロープ21の先端部21aを固結し、掘削作業時に引いて剣先11に力を加えられるよう、ロープ21は剣先11のすくい面11aに続く柄12の前面側に沿って延ばされ、ロープ21の基端部21bの3角形状の空間に通して固結すると共に、ロープ21の中間部分に持ち手23を設けてある。

0017

持ち手23は、ロープ21の結び目24により構成してある。持ち手23の位置は概ね中央部が良いが、作業者の個体差によって、最適位置は異なる。

0018

図3図5に示すように、環状フック22はU字型で、両脚22a、22bを柄12に当接して溶着されている。ロープ21は環状フック22の孔内に通し脚22aに先端部21を掛けてから結んで固結されている。

0019

次に作用を説明する。

0020

図6壺掘り作業を示している。図6では、スコップ10を使用して掘削を行うとき、作業者は、把手13を両手で持ち、剣先11を土に突き立て、片足を剣先11の肩11cにかけて、剣先11の先端11bを土に押し込む。次に把手13部分を押し下げる力を加えると、把手13部分を力点、剣先11背面の一部を支点にし、剣先11を作用点として、梃子の原理で、剣先11が起こされ、剣先11の前面の土が他から切り取られて、すくい面11aにすくいとられる。従来技術で可能なこの動作は全て違和感無くできる。

0021

図6では、次に一方の手で把手13を握り、他方の手でロープ21の持ち手23を持って掘り起こした土をすくい上げる。この時作業者の上体は大きくは前屈することがないため、腰部への負担が少ない。また、持ち手23はロープ21を直接持つよりも、小さな把握力で確実に持つことができ、作業者の負担を軽減している。

0022

図6では、続いて、一方の手で把手13を握り、他方の手でロープ21の持ち手23を持ったまま替えることなく、すくい上げた土をはねる。この時も作業者の上体は大きくは前屈することがないので、腰部に負担がかかりにくい。またロープ21の弾性を利用して、剣先11に弾みをつけ、すくい上げた土をより遠くへはねることもできる。

0023

図6では、掘削底が深くなるに従って、柄12の先端部Aは地下になり、地上の作業者は柄12の先端部Aを持つことができない状態である。無理に持とうとすると、姿勢が不安定となって力が減殺されてしまい、作業者の手が届く部位を持っていたのでは、剣先に作用する力は小さくなって、作用点に充分な力は働かない。

0024

そこで作業者は柄12と剣先11との接続部分A部に替えて、ロープ21の持ち手23を持って、引き上げている。ロープ21は延びて3角形を形成し、先端部に加わる力はロープ21の固結部Aに働き、土をすくい上げた剣先11を容易に引き上げることができる。

0025

ロープ21は引き上げる力で伸長し、引き上げる力の方向には自由度がある。作業者は左手の把手13を支点として、持ち手23を右手上方向に引き上げるとモーメントが大きくなり、直上方向よりも軽く引き上げられる。

0026

図6では、続いて、持ち手を替えることなく、すくい上げた土をはねる。ロープ21の弾性を利用して、剣先11に弾みをつけ、すくい上げた土をより遠くへはねることもできる。連続した1動作であるから労力の無駄がない。

0027

図7は排水桝又は側溝の浚渫作業を示している。図7で、排水桝又は側溝のように狭く深い穴の浚渫作業の場合、柄12の先端部Aは地下になり、地上の作業者は柄12の先端部Aを持つことができない状態である。無理に持とうとすると、姿勢が不安定となって力が減殺されてしまい、作業者の手が届く部位を持ってのでは、剣先に作用する力は小さくなって、作用点に充分な力は働かない。従って、このような作業には、従来技術は不適とされていた。

0028

そこで作業者は柄12と剣先11との接続部分A部に替えて、ロープ21の持ち手23を持って、引き上げている。ロープ21は延びて3角形を形成し、先端部に加わる力はロープ21の固結部Aに働き、土をすくい上げた剣先11を容易に引き上げることができる。

0029

ロープ21は引き上げる力で伸長し、引き上げる力の方向には自由度がある。作業者は左手の把手13を支点として、持ち手23を右手上方向に引き上げるとモーメントが大きくなり、直上方向よりも軽く引き上げられる。

0030

図7では、続いて、持ち手を替えることなく、すくい上げた土をはねる。ロープ21の弾性を利用して、剣先11に弾みをつけ、すくい上げた土をより遠くへはねることもできる。連続した1動作であるから労力の無駄がない。

0031

図8図10は、本発明の第2実施例を示している。環状フック22Aを柄12の長手方向に直角な方向にして溶接で固着している。ロープ21は環状フック22Aを通した後、柄12の剣先11との接続部分Aの背面を回して再び環状フック22bを通して固結している。また、ロープ21の中央付近に、棒状の部材23aを持ち手23として設けている。

0032

次に作用を説明する。

0033

ロープ21の引張力は柄12に伝わり、環状フック22bに加わる力は小さくなる。従って環状フックの小型化、軽量化が可能となる。ロープ21の中央付近に設けられた棒状の部材23aによる持ち手23は、手とロープの滑りを防ぎ、握る力が少なく、作業者の負担を軽減している。

0034

なお、前記実施例では、柄12と剣先11との接続部分Aに環状フック22を溶接で固着し、環状フック22に操作用のロープ21を固結し、柄12の3角形状の空間に通して、ロープ21の基端部を固結したものを示すが、これ以外の手段による環状フック22とロープ21の取り付け方法を排除するものではない。

0035

例えばロープ21は柄12と剣先11との接続部分Aに、直接巻き付け、固結しても良い。この時すべり止めに、柄12に溝または突起を設けても良い。

0036

またロープ21は環状フック22に挿通して折り返し、両端を揃えて、柄12の基端部に固結しても良い。

0037

環状フック22は、溶接に替えて、線材を柄12に巻き付け固着しても良く、また脚部にネジを切って、予め柄12の所定の位置に設けた挿通孔を通して、ナット締結しても良い。

0038

本実施例では、持ち手23aは、木製、棒状を示しているが、この他の形状、大きさ、材質、ロープ21に固着する方法等を排除しない。

0039

また結び目24は、構造がきわめて簡素で製作コストがかからない。作業者の個体差にあわせて自由に位置を変えることもできる。

0040

またロープ21は連続した1本のものである必要はなく、例えばしかるべき長さの2本のロープを結び目24で結び合わせても良い。

0041

また持ち手23は移動可能に取り付けても良く、前もって複数設けても良い。

0042

また剣先11と柄12と把手13は、それぞれ使用目的等により、形状、大きさ、素材を変えても良い。例えば、剣先は、先端が先鋭なものでも、丸いものあるいは直線状でも良い。柄は、鋼の他、アルミ、木、合成樹脂でも良い。

0043

把手は、柄12の基端部をそのまま延長したものまたは、棒状の部材を、柄12の端部にT字状に固設しても良い。

発明の効果

0044

本発明にかかるスコップによれば、掘削や浚渫作業において、作業者が前屈する必要がないので、屈伸運動が減少し、負担が軽減される。また、これまで不可能であったスコップによる狭く深い穴の掘削、浚渫が可能となる。通常の作業にも、従来技術のスコップと変わり無く使用できるため、利用価値が高い。既存のスコップに加工する場合、追加部の構造が簡素であるから、製造コストが安い。

図面の簡単な説明

0045

図1本発明の第1実施例に係るスコップを示す外形平面図である。
図2本発明の第1実施例に係るスコップを示す外形側面図である。
図3本発明の第1実施例に係るスコップの要部平面図である。
図4本発明の第1実施例に係るスコップの要部側面図である。
図5本発明の第1実施例を示し、図4のV−V線位置の断面図である。
図6本発明の第1実施例に係るスコップによる掘削作業を説明する模式図である。
図7本発明の第1実施例に係るスコップによる浚渫作業を説明する模式図である。
図8本発明の第2実施例に係るスコップの要部平面図である。
図9本発明の第2実施例に係るスコップの要部側面図である。
図10本発明の第2実施例を示し、図9のX−X線位置の断面図である。
図11従来技術に係るスコップを示す平面図である。

--

0046

10…スコップ
11…剣先
12…柄
13…把手
21…ロープ
22…環状フック
23…持ち手
24…結び目
A…柄と剣先との接続部分
B…柄と把手との接続部分

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