22日に地元ヒューストンで開幕するナショナルズとのワールドシリーズ(WS)で、アストロズ優位とみる声は圧倒的のようだ。スポーツギャンブルを扱う米ラスベガスの「シーザーズ・スポーツブック社」によれば、アストロズ優勝の賭け率は1・43倍。これは、2007年のレッドソックスが同1・42倍に設定されて以来、12年ぶりの低倍率。米スポーツ専門局ESPN(電子版)が報じた。
同社によれば、今季開幕前のアストロズのWS優勝確率は、Rソックスと並ぶトップの7倍。今ポストシーズン(PS)開幕直前も、V候補筆頭の同3倍だった。
一方のナショナルズは、今季開幕50試合で借金12(19勝31敗)に沈んでいた時点では同50倍前後と穴馬扱い。PSの開幕直前も「ウエストゲート・スーパブック社」によれば、出場10チーム中7位の同17倍だった。
ちなみに、07年のレッドソックスは松坂大輔(中日からFA)が主戦で、岡島秀樹がセットアッパーとして活躍。WSでは松井稼頭央(現西武2軍監督)を擁したロッキーズを4勝0敗のスイープで撃破した。
米スポーツ賭博の「ドラフトキング・スポーツブック社」によれば、今WSでアストロズが4連勝スイープする賭け率は8・5倍で、ナショナルズは同26倍に設定されている。