2019-10-21

映画ジョーカーから見たKKOは団結できない問題

多分ジョーカーを見てきた人じゃないと意味が分からいから注意

「愛が欲しい、ハグして欲しいだけなんだよ」とか「誰も俺を見ちゃいない」とか「俺が倒れていても踏みつけるだけだろう。その点あの三人(アーサーが最初に打ち殺したDQNリーマンたち)はトーマスウェインが悲しんでくれるから幸運だ」と、こんなニュアンス発言が多いジョーカーことアーサーフレック

人の情みたいなものを切に欲しているのがよくわかります

からこそ、思う。

なんでお前、小人症の男性もっと仲良くしようとしなかったんだよ!!あいつ良い奴だったじゃん!!!

いやわかってるですよ。

アーサーお前あの小人症の男性見下してたな?

上記に挙げたように、発言からかに存在を認めて欲しいのは分かるんですが、そのやり方が近所の美人シングルマザーストーキングしたり、金持ちなオッチャンに息子を名乗って会いに行ったりと、なんやかんや相手を選んでるんですね。

アーサーの職場のむさいおっさん連中(特に小人症の男性)とか、それなりにアーサーを気にかけて話しかけてくれたりしたのに、アウトオブ眼中なわけです。

これってKKO(キモくて金のないおっさん)問題の、結局KKO自体KKOに魅力を感じないから、関わりなくないということと同じなんじゃないかなと思いました。

その辺、このアーサーは良くも悪くも人間臭いですね。誰かに自分を見て欲しいけど、その「誰か」は自分が魅力を感じる人じゃないと駄目だということです。

アーサーの家に同僚のデブ(拳銃渡した人)と小人症の男性が訪ねてきて、アーサーがデブを刺し殺したシーン。アーサーは小人症の男性に「キミは優しくしてくれたから殺さない」と言っておきながら、恐る恐る近づいた小人を「ワーッ」と大声でビビらせて、ケラケラ笑います

このシーンとか、アーサーのさら自分より弱い人間への見下し、侮りみたいなものを感じます。これって電車でアーサーに絡んだときDQNリーマンズと本質は同じなんじゃないかなって。

まあ、つまりアーサーも社会的弱者立場だったから、「この社会狂ってやがる。誰も俺を見ちゃいない」なんていいながら、自分も例に漏れないよなぁ、なんてそんなことを思っていました。

KKOは愛を求めながら、その相手は割と強かに選別している。そんな自分の中にもある側面を見せつけられて気持ち悪かったです。

  • anond:20191021230300

    槙野さやかさんと似たようなこと言ってるなぁ

  • anond:20191021230300

    大半のKKOは「金を持っている美女と結婚して人生一発逆転」しか考えてない。ハンコ絵ならぬハンコ性格。 小人症の男性の境地にはならない。

    • anond:20191022133530

      そんな風に思わないわ 俺は一人の人間として扱って欲しいだけだわ 別につきあえとかそういうのはない。

記事への反応(ブックマークコメント)

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