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 香港政府への大規模な抗議デモで20日、デモ隊を強制排除していた警察の放水車が、現場近くのイスラム教礼拝所(モスク)に向けて放水する騒ぎがあった。信徒からイスラム教への冒瀆(ぼうとく)だとする非難の声が上がり、香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官と警察幹部が21日、モスクを訪れて謝罪した。「誤って放水した」という。

 香港メディアなどによると、放水された水は、浴びた人がデモの参加者とわかるように青く着色されていたため、モスクの一部が青く染まった。放水後、多くの警察官がモスクに駆けつけ、雑巾で拭いて回ったが、拭き残しも多く、21日もまだ水が残っていた。

 水には催涙作用のある成分が含まれ、病院で治療を受けた人もいるという。

 香港のイスラム教団体は「意図…

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