太平洋戦争の際のミッドウェー海戦で沈没した空母「赤城」を発見したと、米国の財団の調査チームが20日、発表した。先週17日には、太平洋の水深5400メートルの海底で、同じく同海戦で沈没した「加賀」を見つけている。歴史的な海戦で撃沈された日本の空母が、相次いで発見されている。
調査チームは、海底で見つけた残骸が「赤城だと確認された」とツイートした。米AP通信によると、沈没船は5490メートルの海底で見つかり、形状などから「赤城」とわかったという。
発見したのは、昨年、65歳で死去した米マイクロソフトの共同創業者、ポール・アレン氏が設立した財団。2015年には戦艦武蔵を発見するなど太平洋戦争中の沈没船の調査活動を続けている。
「赤城」は1942年6月のミッドウェー海戦で、他の主力空母だった「加賀」「蒼龍(そうりゅう)」「飛龍(ひりゅう)」とともに米軍に撃沈された。その後の日本の戦況悪化の転換点になったといわれる。(尾形聡彦)
トップニュース
新着ニュース
あわせて読みたい