20年以上前から日本にも導入されていますが、広島ではまだ数少ない治療法です。ご自身の血液の酸素化を高めてもどします。それによって体の細胞を活性化させ、傷ついた組織を修復する力が高まります。ですから、がん予防やアンチエイジングにも効果があります。冷え症にも効きます。もともとは、ヨーロッパで主に行われているオゾンガスを用いた様々な治療法の総称を指しますが、具体的には大量自家血オゾン療法では、100~200ccの血液を脱血し、そこにオゾンガスを混合、オゾン化した血液を体の中に戻します。
英国のエリザベス女王の母クィーンマムは、週に2回オゾン療法を受け、大きな病気をすることも無く、長生きしたのでイギリスでもオゾン療法が注目され、新聞記事にもなりました。
オゾン療法はどのような疾患に効果があるのでしょうか?
ヨーロッパなどでは、B型C型の肝炎や、HIVのウイルスの増殖を抑えるために用いられています。虚血性疾患に対しては、保険適用にもなっています。狭心症や心筋梗塞など、虚血性心疾患の後にオゾン療法が治療として行われています。他にも、老人性網膜変性疾患、アトピー性皮膚炎などアレルギー・自己免疫疾患にも用いられます。(投与量により免疫調整作用)、また、免疫力を上げる作用に優れ、がんの補完療法として外科手術後に使用されています。
がんの補完医療では、週2回、5週間を1クールとして、年1・2回繰り返すという形です。また、歯科領域でも使用されていますが、これはオゾンガスの直接的な殺菌作用が主で、上記のような医科でのオゾン療法とは作用機序が少し異なります。
オゾンを体に入れることでできた物質が体内で酸素運搬能が改善し血流が増加しサラサラになります。免疫反応をあげるとされるインターフェロンγやサイトカイン系を増加させます。また骨髄にはたらかけもともと酸素運搬能が高いとされるスーパー赤血球を増加させると考えられています。またオゾン化された血液で発生した成分(過酸化脂質代謝物(LOP=Lipid oxidation prodacts)は血管内皮細胞に働きかけ血管拡張を引き起こす物質NOを産生することで血流をさらに増加させることが知られています。
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