「4度目の正直」も実らなかった。ヤンキースは19日、アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦に4―6でサヨナラ負け。2勝4敗でシリーズ敗退した。田中将大投手(30)は3年連続4度目のポストシーズン(PS)進出も、自身初のワールドシリーズ(WS)制覇はならず、メジャー6年目を終えた。
「終わったという実感が湧かないというのが正直な気持ち。来年も同じことを繰り返したら何も成長はない。突き詰めてレベルアップしていけるようにしたい」と田中。米紙USAトゥデーによれば、ブーン監督はこの日の試合前「田中はきょうの登板はないが、第7戦はあり得る」とブルペン待機を示唆していたが、実現しなかった。
今PSの田中は3試合に登板。ツインズとの地区シリーズ第2戦は5イニング3安打1失点で勝利投手になると、今シリーズ第1戦も6イニング1安打無失点の快投で白星。メジャー史上初の「PSデビューから先発7試合連続で2失点以下」を達成し、大舞台の強さを見せつけた。だが、17日の第4戦はスプリンガーに3ランを浴びるなど5イニング4失点(自責3)で今PS初黒星を喫した。