2017年12月12日

カモになるべくしてカモになる

心屋さんにハマり始めたのが30歳を少し過ぎたころでしたが、その時の私は、

・化粧もろくにしない喪丸出しブス
・とにかく人付き合いが苦手
・自分嫌いで劣等感の塊
・少しばかりの霊感的なものがあり、数年前からスピリチュアルにハマっていた
・セミナー・セッションジプシーで常に金欠

と、信者になる下地が見事に整っていました。
書き出してみて我ながらヒドイwww

最初はブログだったか本だったか忘れましたが、とにかく「楽になる」「人間関係がうまくいく」「お金に愛される」「自由になる」などなど、コンプレックスと不満を非常に刺激するワードがいっぱい。

しかもブログを読み出すと、そういう言葉を毎日浴びせてくれるわけですから、たぶん気持ちよかったんでしょうね。
そして「そのままでいいよ」「がんばらなくてもいいよ」という言葉は、基本的にナマケモノ属性持ちのカモにはごちそうです。

浅はかでナマケモノのカモでも、実はうっすら「自分を変えたいなら努力しなくちゃ」ということは分かってるんです。イケてない自分がイケてるグループに入りたいなら、地道に外見も内面も磨かなくてはいけないと。

でもメンドくさいし、努力しててイケてる人たちに「ブスが何がんばっちゃってんの?ププー」とか笑われたらもうビルの窓を突き破って死ぬしかないので「どうせ私なんか」とかなんとか、ごまかしごまかし生きているのです。

そんな心にフタをしたカモに、心屋さんの「そのままでいい」は、自分の甘えを正当化してくれる、とっても便利で都合のいい道具なんですね。

今なら、仁之助さんは、
「コンプレックスの強い、悩んでいる人間をターゲットにして」
「低価格からどんどん高額のお金を使う仕組みを用意して」
「商売としてがっつり稼ぐ」
という明確な意図で心屋を立ち上げた、ということは分かっているので、ブログも「チクショウうまいこと書いてんなぁ~」と思えるのですが。

当時は「ぢんさんは自分の体験や感じたことをそのまま伝えてくれている」「自分のこんな苦しみをわかってくれる」と、吸い寄せられるようにブログを毎日いやいや毎時間読み漁り、片っ端から本を買い、心屋さんの言葉を浴びまくるようになるのは、そんなに時間はかかりませんでした。

心屋さんは甘い言葉をバラ巻いてカモを集める「網」を張り、我々カモは自分からその網に飛び込んでいきます。
自分の心の中の「現実から逃げている居心地の悪さ」から目をそらすのに、心屋さんの網はとっても都合がよかったんです。

心屋さんにはお金を落としてくれるカモが必要でしたが、我々カモには心屋さんのように洗脳してくれる存在が必要でした。そうしたら自分でモノを考えなくて済みますからね。

ですから、きちんと自分と向き合って自立している人には、心屋さんは必要ありませんから、ブログを読んでも「何言ってんだコイツ」で終わりだと思います。

なので、心屋さんやネット上の「教祖」さんたちと、我々カモはいわば「共犯」です。
お互いのほしいもの、メリットががっつり噛み合ったから、くっついてただけです。
だから我々カモは決して「被害者」ではないな、と。この辺りは人それぞれの考えがあるかと思いますが、私はそう考えています。

このことに気づいたのは、心屋さんを抜けてしばらく経ってからです。それまで心屋さんが憎くて仕方ありませんでしたが、気づいた瞬間に全身脱力しましたね。
いやもう、どんなセミナーに参加したよりも一番大きな「パッカーン」でしたww

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posted by たこわさ at 19:24| 心屋さんのメモリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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