ゲーム実況における音質問題(マイクvsヘッドセット)
ここ3年ぐらいって、こういう感じにアームでマイクをセットして撮影してました。
このやり方は音質が良いというメリットがある一方で…
・口からマイクまでの距離を一定にしないといけない
・キーボードやコントローラーの位置も注意が必要
要するに「面倒」かつ「疲れる」ってことなんです。
やっぱりゲーム実況でラクなのはヘッドセットです。
極端な話、寝転がっていても収録できるからね。
デメリットはやはり音質が格段に下がってしまうことだろう。
なにも考えずに収録すると、ほんと素人感が丸出しというか、AMラジオと同レベルの音質になっちゃうんで…。
というわけで、ヘッドセットでもそれなりの音質を出すために、ツイッチで勉強を重ねてきたわけですが…。
ようやく動画でもギリギリ使えるレベルに達したと判断しましたので、次回からはしばらくヘッドセットに切り替えて撮影したいと思います。
最近は自動で適切な処理をしてくれる音声編集ソフトも発売されていますが、まだまだ実用的じゃないなという印象を受ける。
あと、動画関連のソフトがどんどん値崩れしている一方で、音関連のソフトは未だに値段が性能に直結しているのが現実です。
はっきり言っちゃうけど、ゲーム実況者なんて音質の差がすべてであって、ゲームの腕とかまったく関係ないですよ。
自分自身もそうだったんですが、まったく同じ動画でも、ベストなマイクやソフトを買うだけで中身の数字は何倍にも跳ね上がりますんで。
スマホゲームにキャプチャ機器は不要(iOSのみ)
ゲーム映像を録画する方法についても、今はiPhone標準の録画機能を使うのが一番という結論に至りました。
生放送では使えないので、プロストリーマーを目指す諸君はキャプチャ機器を買いましょう。
iPhoneの録画機能については2年ぐらい前に動画で説明した記憶があるけれども、よほど古い機種でなければ画質もかなりキレイになってます。
以前であればブロックノイズやチラツキが起きていた場面でも、今はまったく問題がないレベルに達しているね。
むしろHDMIで出力して撮影するよりもキレイになってるかも…。
3年前とかだと「スマホゲームの動画を投稿している」というだけで大きなアドバンテージを得られていましたが、もう今は完全にそういう時代じゃなくなりました。
このへんの時代の変化をわかりやすい形で反映しているのがモンスト界隈なんで、興味がある人はモンストYouTuberの「現在」と「過去」を見比べてみてください。
2020年末までにゲーム動画は見切りをつけるべき
常々申し上げてきたように、こういった動画を出すための環境が整ってくると、参入するためのハードルはどんどん下がっていきます。
そして、この参入ハードルの低下は「プレステ5の登場」によって最終段階を迎えることになり、誰でも高画質で動画が投稿できるようになるのです。
2019年も終わりに差し掛かった今となっては、これから動画の高画質化・高音質化を目指していくよりは、プレステ5が発売するのを待った方が懸命かもしれません。
ただし、誰でも高画質な映像が配信できるようになると、動画投稿の飽和状態は避けられず、「みんな仲良く餓死する」のは間違いないでしょう。
企業からの訴訟リスクを抱えつつ、フライングゲットによる最速ネタバレ映像を大量配信するとかなら、まだ見かけの数字的にはなんとかなるかもしれませんが…。
そういう犯罪者としての努力をするぐらいなら、「ゲーム動画は終わった」と早々にあきらめた方がいいんじゃないでしょうかね。
ブログブームがワードプレスが誰でもお手軽に使えるようになって崩壊したのと同じく、ゲーム動画もこれからどんどん崩壊していくと覚悟をしていかねばなりません。
もちろん今後も10年20年先まで動画投稿者は増えていくと思われますが、それはもうブームでもなんでもなく「単なる一般化」が進んだ結果であって、あまりそこに固執してもしょうがないと思ってます。
こういう話はゲームに限らず、ネットで発信されるすべてのモノが共通して抱える宿命みたいなものなんで、あまりムキになって時代に逆らおうとしない方が良いでしょう。