挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
三大陸英雄記~現代知識による帝国再建記~ 作者:桜木桜

第七章

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
197/197

第5話 第二次テリポル市攻囲戦 終結

 酔っ払ったニアが敵の野営地に放火をした日の翌日。

 砂漠越えから六十七日目。


 エルキュールは一日に四十キロの速度でテリポルタニア地方を進軍していた。

 騎兵だけで構成された部隊であることを考えると、いつものレムリア軍からすれば随分と遅い進軍である。


 「ブルガロン騎兵の雄姿を見せつけろ! 一斉射撃、開始!!」

 「ブルガロン人に遅れを取るな! レムリア軍の、中装騎兵(カタフラクト)の実力を見せつけなさい! 突撃!!!」


 アリシア率いるブルガロン騎兵が騎射によって敵を攪乱し、そこへカロリナ率いる中装騎兵(カタフラクト)が突撃を加える。

 そして中装騎兵(カタフラクト)の開けた穴を押し広げるように、ブルガロン騎兵もまたサーベルを抜き放って、突撃をする。


 数に劣るチェルダ王国軍の獣人族(ワービースト)の歩兵部隊は蜘蛛の子を散らすように逃げていく。


 「カロリナ、凄い張り切ってますね」

 「ああ。久しぶりに暴れられて、楽しいんだろう」

 「……楽しいというか、アリシアさんに張り合っているというのが実際なところだと思いますけどね」


 シェヘラザードがカロリナの心理を言い当てた。

 ニア、アリシア、そしてシェヘラザードと、自分と同じ程度戦えるエルキュールの寵姫が増えて、カロリナは内心で少し焦っていたのだ。


 そのため、今までの遅れを取り戻すかのように、奮戦している。


 「しかし何といいますか。随分と散発的な攻撃ですよね」

 「まあ、本隊であるテリポルタニア守備軍は御留守だからな」


 テリポルタニア守備軍はアズダヴィア市を包囲している。

 つまりテリポルタニア地方は完全に手薄になっているわけだが……しかし完全に無防備マンになったわけではない。


 テリポルタニア地方には徴兵されなかった多くの獣人族(ワービースト)の下級武人たちが大勢住んでいるのだ。

 農民でもある彼らは、そう簡単に農地を手放して戦場に馳せ参じる……ということはできないものの、敵が攻めてきた際には一定の抵抗をする程度のことはできる。


 とはいえ、二四〇〇〇の纏まった軍勢には適わないのだが。



 「このまま沿岸部を西進し、港湾都市を支配下に収めていく。内陸部は後回しで良いだろう。抵抗する敵は皆殺し、降伏するなら温情を、だな」


 「内陸部は宜しいのですか?」


 「ああ。内陸部は獣人族(ワービースト)が多いからな」


 エルキュールが沿岸部から占領しているのは、港を押さえることでレムリア帝国の本土との連絡路・輸送路を確保するため……という目的もあるが、もう一つ他の理由もある。


 というのも、テリポルタニア地方の沿岸部は人族(ヒューマン)、それもキリス人が大勢住んでいるのだ。

 またチェルダ人――獣人族(ワービースト)ではなく、大昔にチェルダ共和国を建設した人族(ヒューマン)――の子孫も多い。


 当然と言えば当然なのだが、そもそもテリポルタニア地方の港湾都市は全て大昔のキリス人やチェルダ人が建設したのだ。

 そしてチェルダ王国に於いて、海運業を営んでいるのは主にキリス人やチェルダ人の子孫たちである。


 テリポルタニア地方は元々人族(ヒューマン)の比率が多い。

 そして彼らの大部分は沿岸部に住んでいる。


 そして……人族(ヒューマン)の多くは正統派メシア教徒である。


 もっとも今は正統派メシア教も、教皇派と姫巫女(メディウム)派で分裂しているのだが……

 実際のところ、信者の多くはその差異を認識していない。

 分裂は聖職者や貴族など、支配階層の内部のことでしかないのだ。


 「まあ、ヒルデリック二世は人族(ヒューマン)に対して融和政策を始めたみたいだが……今までの迫害の歴史はそう簡単に拭えん。それにまだ理念を掲げただけで、実態の方が追いついていない……つまり獣人族(ワービースト)による人族(ヒューマン)への差別は依然として行われている」


 人族(ヒューマン)たちにはわざわざチェルダ王国のために、レムリア帝国と戦う動機などない。

 故に多くの都市が無血開城をして、レムリア軍を迎え入れた。


 対照的なのは獣人族(ワービースト)たちである。

 彼らはレムリア帝国の支配下に下れば自分たちの今までの特権が廃止されると思っているらしく、エルキュールに対して反抗的な態度を取った。


 「道中、我々の進軍を邪魔する獣人族(ワービースト)の村は焼き払う。無論、降伏すれば命と財産は保証するがね」


 エルキュールはニヤリ、と笑みを浮かべた。

 獣人族(ワービースト)もそのすべてがレムリア軍に対して抵抗しているわけではない。


 二四〇〇〇に挑めば負けると分かっているのか、それとももうすでにチェルダ王国の敗北は確定的だと思っているのかは分からないが……

 レムリア軍に対して降伏する村もあれば、恭順を示して積極的に協力する獣人族(ワービースト)たちもいた。


 つまり獣人族(ワービースト)たちもレムリア派とチェルダ派で分裂が始まっているのだ。


 「このまま都市を落としつつ西進し……テリポル市を包囲している敵の背後を脅かす。連中はもうテリポルタニア地方には戻れないさ」


 もうすでにテリポルタニア地方はレムリア軍に占領されている上に、二四〇〇〇という決して少なくない数の兵力が迫ってきているのだ。


 攻囲に失敗したチェルダ王国軍の撤退先はチェルダ市方面、つまりイフリキア地方しかあり得ない。

 テリポルタニア地方方面に撤退しようものならば、テリポル市の籠城軍とエルキュール率いる騎兵二四〇〇〇に挟み撃ちされてしまうのだから。


 「つまりもう……」

 「この戦争は我々の勝利だ。もっとも……勝利は砂漠越えが成功した段階から、決まっていたがね」


 エルキュールは笑みを浮かべ……


 「っきゃ! な、なにをするんですか!!」

 「これから西の方に都市が一つある。きっと娼婦もいるだろうから、兵士は女を抱ける。兵士が女を抱ける、ということは俺は自分自身に課している制約を解除できる」


 エルキュールが己に課している制約。

 兵士が女を抱けない環境では女を抱かない、を解除するということは、すなわち……


 「今夜はたくさん、可愛がってやる」

 「へ、陛下……」


 カロリナとアリシアが前線で敵と戦っている中……

 エルキュールとシェヘラザードは二人して甘いムードになっていた。









 第二次テリポル攻囲戦が始まってから、三十四日目。

 砂漠越えから七十四日目のこと。


 「……諸君、今日が最後の総攻撃となる」


 カーマインは早朝、指揮官たちを集めて宣言した。

 これには指揮官たちも悔しそうに唇を噛み締めた。


 というのも……今までの三十三日間の攻囲の中、テリポル市が落ちる気配が全くなかったからだ。

 攻城兵器はことごとく破壊され、坑道もあっさりと見破られて潰されてしまった。


 そして当初、一五〇〇〇〇に達していたその兵力はレムリア軍の反撃と疫病により、一〇〇〇〇〇にまで数を減らしていた。


 今日の総攻撃で落ちる可能性は低い。

 そして……今日が最後、ということはチェルダ王国軍の敗北ということになる。


 「お、お父様! 今日が最後とは、どういうことですか?」

 「……ソニアか」


 あの日の一件以来、ソニアとカーマインの関係はギクシャクしていたが……

 しかしだからと言って、カーマインがソニアの問いに答えないということはしなかった。


 ソニアの疑問はもっともであり、そしてソニア以外にもカーマインの言葉に疑問と反感を抱いている者たちもいるからだ。


 「知っての通り、我が軍は元々三十日分の兵糧しか集められなかった。何とか三日持たせたが、もう限界だ。これ以上続ければ、撤退時の食料すらも覚束なくなる。よって今日が最後の総攻撃となる」


 「し、しかし……このままではテリポル市が……」


 「加えて、テリポルタニア地方を西に横断する形で、レムリア皇帝の率いる騎兵二四〇〇〇が近づいてきている。こちらは一〇〇〇〇〇、迎撃は可能だが……しかしそれでも挟み撃ちにされる可能性があり、そしてテリポル市が落ちる見込みがない以上、最悪の事態を避けるために撤退しなければならない」


 最悪の事態。

 それはチェルダ王国軍の兵糧が完全に尽きて、兵士たちが飢え死にしかけているところへ、レムリア皇帝の率いる二四〇〇〇が襲来。

 テリポル市に籠城している五〇〇〇〇の軍勢と前後を挟み撃ちにされて、壊滅することである。


 「っぐ……分かりました」


 ソニアは歯軋りをしながら、頷いた。

 ソニア以外の指揮官も現実を受け止めたのか。俯きながら、渋々という表情で頷く。


 「では……諸君。早速、攻撃の準備に入ってくれ」

 「「は!!」」






 その日の夕暮れまで、チェルダ王国軍はテリポル市を攻め立て続けた。

 しかしレムリア軍はこれを冷静に対処し、その攻撃のことごとくを跳ね返した。


 またその日の夜、チェルダ王国軍は大規模な夜襲も行ったが……

 レムリア軍はこれも弾き返した。


 そして翌日、早朝。

 チェルダ王国軍は総撤退を開始した。






 「撤退!! 撤退せよ!!」


 チェルダ王国軍は野営地を捨て、最低限の兵糧や装備だけを持ち、一斉退却を開始した。

 士気は完全に下がり切っており、疲れ切った兵士たちは隊列も乱れ切っており、行軍するのが精一杯というありさまだった。


 当然、レムリア軍もそれを黙ってみているわけがない。


 ニア、ジェベの率いる独立遊撃部隊は無論のこと……

 マシニッサ率いるバルバル族の兵士や、オスカルの率いる歩兵軍団……つまり念のためにテリポル市を守るステファン率いる二個軍団の歩兵を除く、全兵力がチェルダ王国軍への追撃を開始しようとした。


 これに対し、カーマインは一〇〇〇〇〇のうち比較的、元気があり、そして士気も高い三〇〇〇〇の兵を割いて、殿(しんがり)とした。


 そしてその中には……ソニア率いる赤狼隊もいた。






 「っく、この、しつこいぞ!!」

 「追撃は戦果拡大のチャンスなのですから、当然でしょう?」


 もはや運命の赤い糸で結ばれているのか……

 ニアとソニアはまたもや戦場で鉢合わせをし、剣と剣を激しくぶつけ合っていた。


 (くそ……こいつら、一か月以上も籠城していたのに、何でこんなに元気なんだ!)


 ソニアは一月前と全く変わらない強さを保つ、ニアの遊撃部隊に押されていた。

 いくら精強な赤狼隊といえども、一か月の攻囲戦で疲弊すれば、弱体化もする。


 一方ニア率いる遊撃部隊は敵への追撃に備え、たっぷり食事と睡眠を取っていたため、その強さは健在だった。


 「撤退だ!!」


 これ以上の戦闘は不可能だと考えたソニアは戦場から離脱しようとする。

 しかし……


 ヒュン!!


 そんなソニアの背中へと矢が迫る。


 普段のソニアならばこれくらいの矢なら、すぐに気づいて弾き返せたが……、攻囲戦で疲弊し、さらにニアと戦った後だったこともあり、完全に注意が散漫になっていた。


 「っぐは!」


 背中に矢を受けて、地面に転がり落ちるソニア。

 そこへニア率いる独立遊撃部隊が、網を被せた。


 「な、なんだ、こ、この……な、なんだ、か、体が動かない……」

 「痺れ薬を塗っておいた。……うちの隊員を殺してくれた、お礼だよ」


 そう言って現れたのはジェベである。

 ソニアを背中から射抜いたのはジェベだったのだ。


 「悪いな、ニア。獲物を横取りしてしまう形になって」

 「いえいえ。私としてはこの女を捕まえることができただけで、大満足です!」


 ニアは上機嫌に言った。

 そして馬から降りて、ゆっくりとソニアに近づいた。


 「あぐぅ、は、離せ……」


 ニアは網の上からソニアの耳を鷲掴みに、その顔を持ち上げる。

 そしてソニアの顔を覗き込みながら、笑顔を浮かべていった。


 「たっぷり、調教してやりますよ、この雌犬」

 「だ、黙れ、こ、この、劣等ぐぁああ!!」


 ニアはソニアの顔面を強く地面に叩きつけた。

 痺れ薬が完全に回ったのか、それとも気絶したのか……ソニアは動かなくなった。


 「うふふ……陛下への良いお土産ができました♡」


 ニアは嬉しそうに笑った。




 かくして、第二次テリポル攻囲戦はレムリア帝国の勝利に終わったのである。

 そして……それが意味することは二つ。


 一つ、テリポルタニア地方がレムリア帝国の手中に完全に落ちたということ。

 そして……イアソン率いるアズダヴィア守備軍が取り残されたということである。


作者をお気に入りユーザー登録している方はご存じかもしれませんが、本日、十二時に新作を投稿致しました。

『ん?今何でもするって言ったよな?~鬼畜な蛮族王と性奴隷に堕とされた媛巫女~』

という作品です。

まあ、詳しいことは活動報告を見て頂ければわかりますが、中華風エロ戦記小説になっています


ちなみにこの作品はなろうに投稿された『全年齢版』とノクターンノベルズに投稿された『R18版』の二種類がございます。

どちらもタイトルは同じですので、作者の書いたエロシーンを読んでみたいと思う方は是非どうぞ。

ちなみに『全年齢版』の方はエロがない代わりに、次話が先に投稿されます。

両方とも、ブクマをするのがお勧めです……というセコイ商法です。

言っては何ですが、二種類同じ作品を管理するのはちょっと面倒くさかったです。

全年齢版の方に間違えてセックスシーンを投稿してしまうのではないかと戦々恐々しております


https://ncode.syosetu.com/n8851fu/

こちらが全年齢版のURLです。ノクターンノベルズの方は貼れないので、検索してください。

タイトルは同じなので見つかるはずです


そういうわけで、新作の方の応援もよろしくお願いいたします

お願い、何でもするからぁ……

私がなろうで連載している他作品です
もしお時間があったらどうぞ
『ん?今何でもするって言ったよな?~鬼畜な蛮族王と性奴隷に堕とされた媛巫女~《全年齢版》』

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全363部分)
  • 8888 user
  • 最終掲載日:2019/10/19 18:00
人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。 元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全415部分)
  • 7019 user
  • 最終掲載日:2017/06/30 09:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 7755 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 9231 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました

 勇者の加護を持つ少女と魔王が戦うファンタジー世界。その世界で、初期レベルだけが高い『導き手』の加護を持つレッドは、妹である勇者の初期パーティーとして戦ってきた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全155部分)
  • 7241 user
  • 最終掲載日:2019/09/22 23:38
アラフォー賢者の異世界生活日記

 VRRPG『ソード・アンド・ソーサリス』をプレイしていた大迫聡は、そのゲーム内に封印されていた邪神を倒してしまい、呪詛を受けて死亡する。  そんな彼が目覚めた//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全186部分)
  • 7832 user
  • 最終掲載日:2019/06/11 12:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全222部分)
  • 7233 user
  • 最終掲載日:2018/10/24 20:00
レジェンド

東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全2256部分)
  • 7617 user
  • 最終掲載日:2019/10/20 18:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全269部分)
  • 7488 user
  • 最終掲載日:2019/10/20 00:00
おかしな転生

 貧しい領地の貧乏貴族の下に、一人の少年が生まれる。次期領主となるべきその少年の名はペイストリー。類まれな才能を持つペイストリーの前世は、将来を約束された菓子職//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全249部分)
  • 7503 user
  • 最終掲載日:2019/10/20 06:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全155部分)
  • 7501 user
  • 最終掲載日:2019/10/12 05:50
陰の実力者になりたくて!【web版】

【web版と書籍版は途中から内容が異なります】 ※書籍3巻とコミック2巻好評発売中です!  どこにでもいる平凡な少年は、異世界で最高峰の魔剣士だった。  //

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全203部分)
  • 8850 user
  • 最終掲載日:2019/09/22 22:26
元・世界1位のサブキャラ育成日記 ~廃プレイヤー、異世界を攻略中!~

(原題:世界一位の異世界サブキャラ育成日記)  中学も高校もろくに通わず、成人しても働かず、朝昼晩とネットゲーム。たかがネトゲに人生賭けちゃった彼は、世界ラン//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全227部分)
  • 7613 user
  • 最終掲載日:2019/10/20 07:00
異世界建国記

異世界に転生した主人公。 どうやら捨てられた子供に転生してしまったらしい。 目の前には自分と同じように捨てられた子供たち。 主人公は生きるために彼らを率いて農作//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全305部分)
  • 9426 user
  • 最終掲載日:2018/08/11 18:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 8776 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

■2020年1月25日に書籍8巻発売決定!■ 《オーバーラップノベルス様より書籍7巻まで発売中です。本編コミックは4巻まで、外伝コミック「スイの大冒険」は2巻ま//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全491部分)
  • 8970 user
  • 最終掲載日:2019/10/14 22:04
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全373部分)
  • 7639 user
  • 最終掲載日:2019/04/11 22:00
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。 彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。  そうして導き出された//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全326部分)
  • 7972 user
  • 最終掲載日:2019/10/16 19:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

◆カドカワBOOKSより、書籍版17巻+EX巻、コミカライズ版8+EX巻発売中! アニメBDは6巻まで発売中。 【【【書籍版およびアニメ版の感想は活動報告の方に//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全649部分)
  • 9124 user
  • 最終掲載日:2019/10/20 18:00
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* ヒーロー文庫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全161部分)
  • 7479 user
  • 最終掲載日:2019/08/19 12:59
そのおっさん、異世界で二周目プレイを満喫中

4/28 Mノベルス様から書籍化されました。コミカライズも決定! 中年冒険者ユーヤは努力家だが才能がなく、報われない日々を送っていた。 ある日、彼は社畜だった前//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全187部分)
  • 8134 user
  • 最終掲載日:2019/09/25 18:50
転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~

◆◇ノベルス5巻 5月15日 & コミック2巻 5月31日より発売予定です◇◆ 通り魔から幼馴染の妹をかばうために刺され死んでしまった主人公、椎名和也はカイン//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全196部分)
  • 8182 user
  • 最終掲載日:2019/10/09 10:00
転生して田舎でスローライフをおくりたい

働き過ぎて気付けばトラックにひかれてしまう主人公、伊中雄二。 「あー、こんなに働くんじゃなかった。次はのんびり田舎で暮らすんだ……」そんな雄二の願いが通じたのか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全414部分)
  • 7390 user
  • 最終掲載日:2019/10/20 12:00
ライブダンジョン!

ライブダンジョンという古いMMORPG。サービスが終了する前に五台のノートPCを駆使してクリアした京谷努は異世界へ誘われる。そして異世界でのダンジョン攻略をライ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全405部分)
  • 6934 user
  • 最終掲載日:2019/10/17 16:58
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全404部分)
  • 7054 user
  • 最終掲載日:2018/05/21 12:00
異世界のんびり農家

●KADOKAWA/エンターブレイン様より書籍化されました。  【書籍六巻 2019/09/30 発売中!】 ●コミックウォーカー様、ドラゴンエイジ様でコミカラ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全590部分)
  • 8834 user
  • 最終掲載日:2019/10/20 20:32
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 書籍化決定しました。GAノベル様から三巻まで発売中!  魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望では//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全223部分)
  • 8010 user
  • 最終掲載日:2018/03/30 19:25
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全555部分)
  • 7271 user
  • 最終掲載日:2018/11/25 01:03