昨季は4位だった畑崎李果(13)=明治神宮外苑FSC=が103・47点で優勝した。冒頭の連続ジャンプの3回転ルッツ-3回転トーループをきれいに成功させると、その後のジャンプも大きなミスをすることなくまとめて、出場35選手で唯一の100点越えを決めた。
「いつもの大会よりも思い切って滑ることができました」と、2位の山根有加里(名東FSC)に10・59点差をつけたこの日の演技を振り返った畑崎。大会直前に高熱を出して寝込んだ日があったというが、その影響を全く感じさせない滑りには場内のファンはスタンディングオベーションでたたえた。将来は宮原知子(関大)のようなミスのない演技を目指すという畑崎は推薦出場が決まった11月の全日本ジュニア選手権に向け「もっと完璧な演技をして、110点を目指します」と意気込んでいた。