災害時の通信障害からみるSIP通話の有用性 

JIJICO / 2019年10月18日 16時7分

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災害時の通信障害からみるSIP通話の有用性 

災害発生時、携帯電話の音声通話は繋がりにくい

令和元年10月12日(土)歴史的大型台風19号による甚大な被害がありました。一部地域の基地局で停電や通信設備の故障により通信障害が発生し、携帯電話・スマートフォンにも影響が生じました。今回は各キャリア共に移動基地局の設置を行いましたが、それでも多くの地域で通信障害が発生してしまいました。

災害の際にはデータ通信(パケット通信)よりも、090/080/070から始まる携帯電話番号を用いた音声通話に支障をきたす事がほとんどです。例え基地局が正常だったとしても、音声通話での通話中は通話相手と共に一定の帯域を常時占有してしまう事により輻輳(ふくそう)に弱く、災害で音声通話が混み合うと「電話が繋がらない」という現象になりやすい傾向にあります。

また、輻輳している際には110番・119番等への緊急通報も繋がりにくくなってしまう為、出来る限り緊急通報用に音声通話の帯域を開ける必要もあります。

一方、データ通信(パケット通信)の場合には、端末側でデータの送受信を行わない時には帯域を占有しない為、輻輳に強く、繋がりやすい傾向にあります。それだけではなく例えデータ通信が出来ない状態にあったとしても、無線LAN(Wi-Fi)を使えばインターネット接続を行う事が出来ます。震災時には各携帯キャリアのWi-Fiスポット等が被災地に解放され00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)というSSIDが加わりますので、それらを活用する事でインターネット接続を行う事が可能です。従って震災の際にはLINEのテキストチャット機能などでやり取りをすると相手と連絡を取りやすい傾向にあります。

しかし、震災の時だからこそ相手と音声で話したいものです。そのため、日頃より震災時にも電話が繋がりやすい環境を作っておくことをおすすめいたします。

災害時こそデータ通信(パケット通信)を利用するSIP通話を活用しよう!

090/080/070から始まる携帯電話番号ではなく、データ通信(パケット通信)を用いたIP電話サービスによるSIP通話を行う事で、震災時にもつながりやすい環境を作る事が出来ます。

クレジットカードさえあれば初期費用・月額費用共に無料で050から始まる電話番号が付与されIP電話の発着信が可能になる楽天モバイル株式会社“SMARTalk”はSIP通話のため震災時にもつながりやすいツールの一つです。

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