2019年10月19日(土)
谷内六郎「上總の町は貨車の列 火の見の高さに海がある」

一枚の絵

25年間、一度も休むことなく『週刊新潮』の表紙を描き続きた、空想の詩人と呼ばれた天才画家・谷内六郎。温かく、懐かしいメルヘンの世界は、いつ見ても飽きない不思議な魅力があります。その創刊号を飾ったのが、今回の作品『上總の町は貨車の列 火の見の高さに海がある』。雑誌はB5版ですが、原画は縦34cmあまり、横24.5cmの水彩画です。舞台は千葉の外房、御宿の朝の海。貝の煙を吹き出しながら走る、貨車に見立てた古い商家の家並。砂浜では和傘を持った女の子が風に吹き飛ばされそうになっています。谷内六郎が生涯描き続けた女の子の顔です。この子は誰?
幼少の頃の谷内は体が弱く、ささやかな楽しみが、空想し絵を描くことでした。転機が訪れたのは34歳の時。第一回文芸春秋漫画賞を受賞したのです。そこで舞い込んだ仕事が『週刊新潮』の表紙でした。
その創刊号の表紙の舞台になぜ上総御宿を選んだのか。創刊から25年、画家を駆り立てた“ある存在”とは?
今回、谷内六郎のメルヘンの世界を旅するのは、女優・水野美紀さん。創作の原点をひも解きます。

<Art Traveler>水野美紀

取材風景

谷内六郎館のある横須賀美術館がすごい。豊かな森の緑に囲まれたガラス張りのユニークな建物で、目の前には海が広がっているという素敵な立地。2007年、市政100年を記念して開館した絶景美術館です。本館では、年に数回、多彩の企画展が催されますが、常設展の内容もとても充実。梅原龍三郎、岸田劉生、小磯良平、佐伯祐三、中川一政、長谷川利行、藤島武二、松本竣介、藤田嗣治、三岸節子・・・日本の近、現代美術を代表する有名画家の作品が、ゆったりと、じっくりと芸術鑑賞を楽しめる広々とした館内に惜しげもなく展示されており、まさに眼福の極み。

取材風景写真

取材風景写真

そして目が満足したら、お腹も満足させたい!館内は飲食禁止ですが、正面の広い芝生スペースでお弁当を広げれば、ピクニック気分も味わえておすすめ。お弁当を持って来てなくても美術館の一階にレストラン「アクアマーレ」が併設されているので大丈夫です。ここは三浦半島の旬の食材をいかしたイタリアン。人気は気軽に食べられるピッツァやパスタのランチセットですが、これ食べなきゃ損です。むちゃむちゃうまい。ということで、実はここで水野美紀さんの撮影もさせていただいたのですが・・・そのシーンは番組の尺に収まらず泣く泣くカットしました。ごめんなさい。

取材風景写真

取材風景写真

デザートも豊富で美術鑑賞の合間に休憩も兼ねてカフェとして利用することもできますし、美術館の閉館後も営業しているので、アートを語り合いながらのディナーも楽しめます。

取材風景写真

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企画展とのコラボメニューも人気で、今は谷内六郎の作品にちなんだ爽やかなドリンクが期間限定(「谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展 昭和というたからもの」の開催に合わせて2019年12月15日まで)で用意されています。この秋、自然、アート、食を横須賀で存分に堪能しちゃいませんか?

美術館情報

横須賀美術館 谷内六郎館

住所 〒239-0813 神奈川県横須賀市鴨居4-1
電話 046-845-1211
開館時間 10:00~18:00
休館日 毎月第1月曜日(祝日の場合は開館)、12月29日から1月3日まで
観覧料 大人310円、高校生・大学生・65歳以上の方210円、中学生以下無料
展覧会 谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展 昭和というたからもの
2019年10月15日(土)~12月15日(日)まで
※期間中「上總の町は貨車の列 火の見の高さに海がある」の展示予定はありません

音楽情報

楽曲 演奏・歌唱者 レコード会社
Storytime 「シザーハンズ」Original Sound Track MCA RECORDS
浜辺の歌 李香蘭(山口淑子) COLUMBIA
Carol Ann's Them from Poltergeist Erich Kunzel Cincinati Pops Orchestra ERICH KUNZEL TELARC

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