油を排水溝に捨ててはいけない最大の理由、答えられますか?
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おいしい手料理をつくるのが好きな人なら、油を使った料理もするでしょう。
天ぷらでも、唐揚げでも、エビフライでも、揚げ物をした後にはある程度の油が残るので、再利用したり、別の用途で使用したり、捨てたりしなければなりません。
排水溝には決して流さないこと
余った料理油をどのように利用するかを話す前に、どんな環境においても「どうしてはいけないか」をまず話しましょう。
どんな種類の油でも、絶対に排水溝に流してはいけません。油が室温に戻っていても、排水管に詰まり、自分や近所の家の配管をダメにしてしまいます。
その結果、台所のシンクに逆流したり、さらに酷い場合は、下水が地下にあふれる可能性もあります。だから、絶対にやらないでくださいと言っているのです。
すぐには使わない油を保存しておく方法
絶対に捨てなければならない時以外は、私は油を捨てません。
脂質の多い肉を調理して、たくさんの油が出た場合は、旨味も出ているので捨てずに取っておきましょう。
ベーコンの油は、すぐに使う予定がある場合は(直後、もしくは数日以内)、次に使う時のためにフライパンから瓶や鍋に直接入れてもいいです。
風味や塩味のついた油で、すぐに使う予定がない場合は、漉し器やコーヒーフィルターで肉片などを取り除いてから、保存容器に入れて冷蔵庫に入れましょう。
その後、卵を焼いたり、サラダのドレッシングや美味しいお手製マヨネーズをつくる時など、必要に応じて使いましょう。
鶏肉や鴨肉の油の場合も、旨味や香りのついた油は料理の味を一変させるのに使えます。
小さな塊などが残っている場合は、それが美味しさにもなるので残しておいたほうがいいですよ(それに油のパリッとした食感は単純に楽しいですよね)。
くずやカスを取り除く方法
ほとんどの調理油は何度か使えますし、揚げ物に使った場合でもきれいにすることができます。
コーヒーフィルターを使っても、十分に濾せなかった場合は、無香料ゼラチンを使って、油に残ったくずやカスなどをすべて取り除くことができます。
「The Food Lab」では、約1リットルの少し生温かい汚れた油に対して、半カップの水と小さじ1杯の粉ゼラチンをすすめています。
ゼラチンを水に入れ、数分間ふやかしたら、ゼラチンが溶けるまで温めながらかき回します。
溶けたゼラチンを油に入れ、固まる前に手早くかき混ぜたら、冷蔵庫に入れて一晩置きます。すると、油のカスが薄い円盤状に固まり、油と分離します。
どうしても捨てなければならない時は?
油があまりにもギトギトやドロドロで、これ以上使いたくないような場合は、簡単に捨てられる方法がいくつかあります。
まず、油を入れて捨てる容れ物を用意しましょう。
牛乳の空きパックなどでいいです。その容器に油を入れ、密閉して、ゴミとして処分します。少しでも無駄を減らしたい場合は、各自治体などの廃食用油のリサイクルを検索して、その指示に従って捨てましょう。
美味しいものを食べるのが好きな人であれば、どうか油を排水溝に流すのだけはやめてください。油を排水溝に捨てるのは最低な人間のすることですよ。
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Image: airdone/Shutterstock.com
Source: The Food Lab
Claire Lower - Lifehacker US[原文]
訳:的野裕子
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