巨人が完敗で頂上対決の幕を開けた。自身初の日本シリーズで大事な初戦の先発を任された山口が6イニング3失点で敗戦投手となった。今季レギュラーシーズンは15勝、勝率7割8分9厘、188奪三振と投手3部門でリーグトップの右腕は、阿部のソロで先制点をもらった直後の2回、グラシアルに痛恨の逆転2ランを被弾。その後は5回までゼロを並べたが、6回に落とし穴。安打と四死球で満塁のピンチを招き、中村の中犠飛で追加点を許した。7回には救援陣が致命的な4点を失い、攻撃陣はソフトバンクの投手陣の前に阿部と大城のソロによる2点だけに封じられた。
巨人が日本シリーズの初戦を落とすのは原監督が率いて西武と対戦した2008年以来。その後は09年(相手は日本ハム)、12年(日本ハム)、13年(楽天)はいずれも白星でスタートしていた。また、第1戦を5点差以上で負けるのは長嶋監督が率いた1994年の西武戦(0-11)以来15年ぶり。ちなみに、巨人の初戦黒星は過去に17度あり、そのうち9度優勝。データ的には日本一確率5割超の逆転現象になっている。