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【プロ野球】

初戦完敗の巨人・原監督「誰だって少し硬くなりますよ」 ON対決の19年前も黒星発進

2019年10月19日 23時4分

日本シリーズの第1戦を落とした巨人・原監督

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◇19日 日本シリーズ第1戦 ソフトバンク7-2巨人(ヤフオクドーム)

 巨人の原監督はサバサバした表情で取材の場に現れた。「結果的にはちょっと大差になりましたけど、あしたから仕切り直しですね」。前身のダイエーと繰り広げたON対決で注目された19年前と同様、黒星スタートとなった。

 今季限りで引退する阿部が2回に先制アーチ。令和初の日本シリーズを最高の形で滑り出したものの、その後は相手のエース千賀に力でねじ伏せられた。6回までの安打は阿部の一発のみ。7回2死から連打と相手失策で二、三塁としたが、代打の重信が見逃し三振に倒れた。直後の4失点で勝敗は決した。

 東京ドームで始まった19年前の初戦は4番・松井の2ランで先制したが、最終的には打ち負けて逆転を許した。指名打者制が採用される敵地では、なおさら打たなくては勝てない。

 過去5年で4度の日本一に輝いたソフトバンクに対し、巨人にとっては楽天と対した2013年以来6年ぶりの頂上決戦。経験の浅い若手も多く、指揮官は「誰だって日本シリーズ第1戦は少し硬くなりますよ。きょうのゲームはきょうのゲーム、糧として、あしたにつなげる」と前を見据えた。

 原監督は「短期決戦とはいえ、長丁場ですから」と繰り返してきた。田中俊の2安打、9回の大城の一発と好材料も見られた。選手の調子を見極め、勝つための最善手を探る。やることはレギュラーシーズンとなんら変わりない。

 ヘッドコーチだった19年前は連敗スタートから巻き返して日本一になった。戦いはまだ始まったばかりだ。

 ▼2000年のON対決第1戦

 長嶋監督率いる巨人と王監督のダイエー(現ソフトバンク)が顔を合わせた前回のシリーズも、初戦の序盤は本塁打で点を取り合った。巨人は1回に主砲・松井が先制2ラン、ダイエーは直後に城島が反撃のソロ。以降はダイエーの流れとなり、1―3の7回に松中が先発工藤から同点2ラン。9回は代打ニエベスが槙原から勝ち越しソロ、秋山にも適時打が生まれ、5―3で逆転勝ちした。

 

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