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【Bリーグ愛知】

飛躍のプロ2年目…三遠ネオフェニックス・寺園「チームを勝たせられないのは自分の課題」

2019年10月20日 11時36分

チームの司令塔役として奮闘する寺園(三遠ネオフェニックス提供)

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 今シーズンのB1で唯一、いまだ勝ち星のない三遠ネオフェニックス。キャプテンの鈴木達也、チームの牽引役の川嶋勇人に続き、新加入ながら得点源となっていたデビン・イーバンクスが負傷で欠場。開幕6連敗と苦しい状況が続く中で、ポイントガードの寺園脩斗(25)はコンスタントな活躍を見せている。チームの司令塔役を担うプロ2年目の寺園に話を聞いた。(19日の渋谷戦後)

-渋谷戦を振り返ると

「けが人が多くて、今(選手の)人数がいない中で、チームとして戦わなきゃいけないって、試合前にチームで話をしました。渋谷は選手がプレータイムをシェアして、出てくる選手一人ひとりがプレッシャーを掛けてくるけれど、やっぱり僕らは出る人数が限られた中で、出た選手がその時間帯でベストを尽くさなきゃいけない。その部分に関しては、これまでの5戦よりはできたのかなと思います。けれど、まだまだ課題のターンオーバーもそうですし、プレッシャーを掛けられると、どうしてもガードがもらえなくなったときにプレーがつくれないという状態が今続いているので、そこは明日に向けて改善しないといけないなとは思っています」

-勝負どころの第3Qのミスが多くなったが

「渋谷がそこで勝負を決めにきているのは分かっていましたけど、ガードとして、もっとチームをコントロールしないといけなかった。ボールをもらえなくて、チーム全体をコントロールすることができなかったのは、きょうの反省点です。やっぱり、その中でも声を掛けてチームをまとめることはできたのかなとは思っています」

-この厳しい状況を打開していくためには

「やっぱり勝負どころになると、どうしてもディフェンス面でもオフェンス面でもちょっと消極的になる部分がある。流れが悪いときこそ、自分が点を決めるだとか、この選手には負けないという気持ちが大事だと思う。そういうところからやっていかないといけないとは思っています」

-自分自身のプレーについては

「ガードとして、ディナイが激しくてボールがもらえなくて、自分がボールを運んでセットしてからプレーをコールするんですけど、そういうのもできなかった。相手のディナイにちょっと手こずったというか、ボールをもらえなかったので、そこを課題として、すぐボールをもらいにいって、チーム全体をコントロールできるようにしていきたいと思っています」

-ロウサムHCは「チームとして、これまでで一番戦えた」と話していたが

「ベストの試合だとは思わないですけど、チームとして戦うという意味では、こういう感じで、チーム全員でボールをシェアしながらやっていかないといけないとは思います。今、けが人も多い中で『誰かがステップアップしないといけない』と、ヘッドコーチにも言われていて。やっぱり一人ひとりが自分がプレータイムを勝ち取るんだという気持ちでやっていかないと。主力選手が抜けているところは、控えメンバーにとっても、自分たちにとってもチャンスだと思っているので、やっぱりアグレッシブにチーム全員でやっていかないといけないと思っています」

-今、寺園選手自身がステップアップしているのでは

「プレータイムが長くなって、去年よりは強い相手に対しても、ある程度はできるようになってきた。個人的には昨年よりはできていると思っているんですけど、ガードとしてチームを勝たせられないのは自分の課題。チームを勝たせられるように、自分がオフェンスでもディフェンスでもコントロールしないといけないと思っています。負けているのは、個人的にはガードの差だと思っているので、もっともっと責任感を持って、1試合1試合やっていかないといけないとは思います」

 

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