世界で1番のガラス寺院を
ここ、ジョホールバルで見ることが出来ます。
このお寺の名前は
Arulmigu Sri Rajakaliamman Glass Temple
内装費は300万RMと言われており、
日本円でおよそ1億円。
(現在為替レートでは7500万円)
コムターの近くのショップロットの裏手にあります。
平日の午後に行くと扉が閉まっていました。
ある方の記事を頼りにツーリストの時間帯に来たのですが、
どうやら、時間が変更されている様で、
ツーリストの見学も信徒が参拝する同時間帯でなければ
入場させて貰えない様子です。
固く閉ざされた扉…。
扉だけでもこんなに綺麗なのに、
中は一体どんな事になっているのか・・・。
門の美しさと入れないと言う希少価値と相まって
それはもう中が気になって仕方ありません。
門の前には、願が叶った人が供えたココナッツの残骸が。
折角行ったのに出直しかと意気消沈。
平日は朝7時〜昼の12時まで。
夕方6時〜夜10時までがお寺の開いている時間帯で
土日は終日開いている様です。
ここで交渉上手な未来ペルマタ(ジョホールの旅行会社経営)のまなみさんが
お寺の方と交渉して下さり(袖の下を渡して)
特別に掃除をしている時間帯に見学させてもらえる事に。
ツーリストは1人RM10(¥250)必要。
(今回はプラス袖の下代も)
寺院内の写真撮影は、
1ショットRM3(¥75)
1動画RM5(¥125)と書かれていました。
本来の作法は最初に水で手足を清めますが、
裏口からそのまま入場。
そして寺院内の豪華さキラキラ輝く美しさに
わぁ〜〜〜っと息を呑みます。
神様の扉は閉まっていましたが
他のヒンズー寺院と同じ様に
いくつもの種類の違う神様がいらっしゃいました。
ここのお寺の起源が書かれていたのを英語で読みながらも
話しが長くて途中で断念。
グラステンプルと言われていますが、
鏡の寺院だと言っても過言ではない反射率。
しかもキラキラ光る中文字を読むのは本当に一苦労。
上記写真の台形の部分の上に英語
下にヒンズー語で綴られている歴史が見えるでしょうか。
読んだ部分を書きますと
むか〜し昔、残酷な王様がおったそうな。
から始まり
その王様は妊婦をレイプする酷い王だった。
その王の妻は国民達から慕われており
彼女が出産する時は産婆さんが助け・・・
うんちゃらかんちゃらで・・・
もう長過ぎて読み飛ばし、
最後の行だけ読みますと
と言う訳で(Thus,)子供が生まれて30日後に、
安産を感謝しに来ます。
と書かれているのが分かりました。
日本で言うお宮参り?だと思いました。
ここは三大神の1人、
ヴィシュヌ神がメインの神様。
本尊の左側にあるこちらの像がヴィシュヌ神。
手に持っている棍棒は知力の象徴。
ホラ貝は存在の根源。
車輪、円盤は太陽、へそから生えている生命の木。
亀の上に乗っているのも何か意味がありそうです。
が、どうもこの像、
手が2本多いですし
持ってるものの左右の手の法螺貝と蓮の花が逆ですし
十化身の何かが混ざっているみたいです。
台座が亀ならクールマという神の化身になります。
そして、本来は撮ってはならない写真なのですが
うっかり撮ってしまったので
こっそり公開します。
本尊左側は頭が象頭の神様ガネーシャ。
(ヒンズー教で一番の神様)
この像の上の表記には
SELVA GANAPATHYと書かれていました。
御本尊の右側はムルガンが居て、
象の頭の神様のお兄さんでした。
そして中央御本尊がスリ ラジャカルアマン。
説明してくれる人が居なかったので
あくまでも想像ですが
ヒンズー教は同じ神様でも呼び名が沢山あるので
SREE RAJAKALIAMMANは
もしかしたらヴィシュヌ神の別名なのかも。
ほかにも、他宗教の像が置いてあり、
宗教で人を分けない
人と人との融合を唱えています。
ここの神様は
おでこのチャクラの目が開眼しています。
ここのお寺は
遠くから撮影するとキラキラが床にも反射していて
美しく撮れる様です。
余りの美しさに素人は近くを撮りたくなりますが
遠くからのショットを撮ってくれた友人に感謝。
今回は平日に大人だけで行きましたが
子供たちにも見せたいので
再度行くと思います。
今まで余りヒンズー教の神様に興味が無かったのですが
感銘を受けて、今回色々調べました。
この寺院は、子供たちがヒンズー教について
興味を持つきっかけになるかも知れません。
学校の社会見学はこう言う所こそ、
行って欲しいものです。