※本記事はオンラインプログラミング学習サービス「ウェブカツ」のWEBマーケティング部のレッスン内容を掲載しています※
マーケティングという言葉は、「顧客やクライアントに対して社会的に価値のある物を提供する活動や方法」を表します。
「どうやって売り込むか」といった部分はかなり後の話になります。
まずは状況分析を行い、問題を洗い出して、課題を抽出することが先決です。
問題と課題の違い
よく、<問題>と<課題>をごっちゃにして使っている人が時々います。
「それは、問題じゃなくて課題だろ」とか「それは課題じゃなくて問題だろ」っていう風になってしまうんです。
では、問題と課題の違いというのはこのような違いがあります。
と図にしても、ちょっとわかりにくいかもしれませんね。
もうちょっとわかりやすく説明します。
例えば、
贅肉の付き過ぎで体重が理想体重よりも50kgオーバーしている、50歳の男性がいるとします。
医者からは、このままだと「心筋梗塞になる可能性が高い」と言われています。
この時、あるべき姿は、50kg少ない健康的な状態です。
で、<問題>は、あるべき姿と現状の差異なので、
この人の問題は「太りすぎていて、健康状態が悪化している」ということになります。
では<課題>とは何なのか?
課題は「問題を解決するために、するべきことを意思表明したもの」になるので、「理想体重まで、体重を落とす」ということになります。
ここでお気づきの人もいると思いますが、
実は課題を設定できないと、具体的なアクションプランが策定できないんですね。
課題は「体重を落とす」ことですので、体重を落とすために具体的にやるべきことを設定できるんです。
例えば、
①スポーツなどでカロリーを消費する
②接触、絶食などでカロリーを摂らない
③手術で贅肉を除去する
などなど、
課題を設計できていれば、具体的な打ち手に結びつきやすいわけです。
「太りすぎて、健康状態が悪化している」という<問題>からは具体的なアクションプランが導き出しにくんです。
(もちろん導けますが、課題を明確化したほうが、アクションプランは間違いなく導きやすいです)
マーケティングには必ずゴールがあります。そして、今の現状があります。
ゴールと現状の間にある<問題>をきちんと抽出すること、
そして、その問題を解決するために、するべきこと<課題>を設定することです。