比較的手に入りやすいDACにFX-Audioシリーズを使われている方も多いと思います。
OpAmpもソケット仕様になっていて楽しめるのも魅力です。
でも、 Line レベルの確認を行っていて、20kHzが減衰かつ、ゆらぎが生じているのが観測されました。おそらく電源のリップルが起因しているのと思い、リップル取り虫が騒ぎ始めましたので、お届けしたいと思います。
今回は、No1として、現状確認、リップル確認をお届けします。
調査内容
調査内容は
を行いました。
少し、重複する内容もございますが、既にお読みになっている方は、飛ばして頂ければ。
出力インピーダンス測定
出力インピーダンスは、ダミー負荷(抵抗)の値いを変化させ、底から求めました。
簡単なジグと正弦波発生プログラムとテスターがあれば、どなたでもできます。
今回使った信号発生プログラムは、PCプログラムのWaveGeneです。
周波数特性
数端数特性も正弦波発生プログラムで一つずつ発生して、電圧を読み取り実施。
10Hzから20kHz22kHzまで、E6系列でおこないました。
スイープで行いたかったのですが、もう少しメモリの多いオシロスコープでないとできなさそうでしたので。
20kHzで、-0.46dB減衰しています。
ちなみにOnkyoのSE-U33と比較すると
少し持ち上がっていますが、20kHzまで伸びています。変動幅が小さいです。
高周波波形確認
電圧を測っていて、高周波は、どうも揺らいでいるのがわかりました。
波形が太くなっているのが、ゆらぎ(振幅の上下)です。
Onkyoでは、見られませんでした。
20kHzのFFTを測定すると、Onkyoの方は、膨らみがなく、良好でした。
電源確認
電源が原因との予想から、分解して、状況を確認してみました。
大本電源(+/- 8V)
中央の電解コンデンサの部分を測定してみると
PWM制御のノコギリ波が現れました。不思議なことにマイナス電圧には、見られません。
OpAmp電源
OpAmpの電源も同じ様に測定すると、少しなめらかになっていますが、電源ののこぎり波が。
FFTも少し、なにやら見られます。
まとめ
出力のゆらぎは、この電源のゆらぎから生じていると、用意に想定できると思います。
正極側のみゆらぎがありますが、プラス電源のみ少し電流が多いのでは無いかと思います。
近日中には、電解コンデンサを交換して、どこまで改善できるかをお贈りしたいと思います
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