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FX-Audio DAC-X6J ④ ゆらぎ原因、対策(解決編)

原因不明、DACの能力の限界かと諦めていたFX-Audio DACーX6Jですが、WEBでDACの周波数特性を確認しているブログをみていたら、サウンドコントロールパネルに設定があることがわかり、確認した所、サンプルレート、48kになっていることが判明。

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ゆらぎ原因究明

22kHzでゆらぎが、24kHzで出力しなくなる、どうもノーマルの24kHz限界に関係があり、どこかで帯域縛りがあるのでは?と調べてみました。

Windows10 サウンド コントロールパネル

何回か設定したことがありますが、こんな設定があったのかと思うほど、開けていませんでした。デバイスドライバばかり気にかけていました。

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ここで48kのみになっていた。Defaultで98kに設定してほしいところ。

22kHz確認

22kHzのBeforeとAfterを比較してみました。

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振幅が大きく、うねりがなくなっています。

22kHz DA出力

DAの出力も確認してみました。

 

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波形の幅は、ありますが、振幅が大きくなっています。この幅は、後で分かったのですが差動出力なので、OpAmp後相殺されます。

DA出力からOpAmpを介してライン出力

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初段で、HighCutフィルタを経由し、OpAmpで差動をして、波形が細くなってゆくのがわかります。なるほど、納得の回路です。

周波数特性

気を取り直して、周波数測定です。

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44kHzで-4dBとなり、ハイレゾ再生ができる環境で有ることが確認できました。

ハイレゾ帯域波形確認

40kHzから48kHzまで波形を確認してみました。

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46kHzは、ゆらぎがみられ、48kHzは、ほとんど出力されていません。96kサンプリングの限界ですね。

 

まとめ

一時は、DACの性能によって22kHzまでしか出ないのかと思いましたが、諦めずに調べて、原因が特定でき、皆さんにご報告できてよかったです。

パソコンでハイレゾを効かれている方、標準のサウンドの設定ですと、サンプルレートが48kHzになっている可能性があります。これだと、ハイレゾDACが泣きます。

ぜひ、確認してみてください。

ハイレゾいい音と思われている方、実は、なんちゃってハイレゾかもしれません。

そ~っと、直しておきましょう。

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