揚水発電用に津久井湖の北約1キロの山の上に造られている城山湖(相模原市緑区)が、点検のため10年ぶりに水が抜かれ、湖底がむき出しになる珍しい姿を見せている。地下の城山発電所に水を導く水圧鉄管(長さ250メートル、直径4・7メートル)の接続部のパッキン交換などのため、県企業庁相模川水系ダム管理事務所が9月下旬から12月25日まで水を抜いている。
城山湖は日本初の大規模な純揚水式発電所として1965年に造られた。夜間の電力を使って津久井湖の水を約170メートル高い城山湖にくみ上げておき、電力が必要なときに東京電力の要請で水を落として発電する。落差は165メートルあり、最大出力は25万キロワット。津久井湖(津久井発電所)の2万5千キロワットの10倍の大きさを誇る。ただ、貯水量は少ないため、発電できる時間は5時間半程度と短い。
同事務所によると、例年7~8月は7日間程度稼働することが多いが、今年は猛暑だったこともあり、23日間も稼働する“大活躍”となった。「以前は、電力需要のピークである日中に発電することが多かった。最近はその時間帯は太陽光発電が稼働し、揚水発電は太陽光が発電できなくなる夕方から夜にかけて稼働することが増えた」と同事務所の田中克彦工務部部長。
10年に1度の割合で水を抜き、水中にある構造物に傷みがないかをチェックする。今回は完成以来初めてとなるパッキン交換を同時に実施。普段は湖底で姿を見せない取水口(下部の直径24メートル、高さ7・5メートル)も現れた。
会員制交流サイト(SNS)で城山湖の水が抜かれていることを知り、約30キロ離れた東京都調布市から自転車で訪れた会社員山越将人さん(46)は「なかなか見られない景色。来てよかった」と満足げだった。
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