世界選手権2連覇のネーサン・チェン(米国)が男子ショートプログラム(SP)で102・71点をマーク。2位のドミトリー・アリエフ(ロシア)に6・14点差をつけてグランプリ(GP)シリーズ第1戦の首位に立った。
チェンは冒頭の4回転ルッツの着氷が少し乱れたものの、2本目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と3本目の連続ジャンプの4回転トーループ―3回転トーループは出来栄え点(GOE)で加点のつくジャンプにまとめた。演技点も46・50点をマーク。SPとフリーで争う国際大会には今季初出場だったが、12選手中唯一の100点越えに加えて、SPでは今季トップとなる得点を確認すると、ホッとしたような笑みをみせた。
日本勢は友野一希(21)=同大=が75・01点で8位、GPシリーズ初出場の島田高志郎(18)=木下グループ=は72・12点で11位となった。