人生が変わった。楽天から6位で指名されたホンダ鈴鹿・滝中瞭太投手(24)。まさか指名されるとは夢にも思わなかったという。
滝中は一応、ドラフト中継を自分の部屋でテレビ観戦。大船渡高・佐々木や星稜高・奥川の名前が呼ばれる中、まるで人ごとの事のようにぼんやり寝っ転がっていた。ドラフトが次々と進行しても、もちろん寝っ転がったまま。ところが、一緒にいた同僚から「おい、指名されたぞ!」と言われて慌てて跳び起きたという。まさしく人生が激変した瞬間だ。
ただ、この滝中はタダでは転ばない。同僚の柘植捕手は西武が5位で指名。すると「ボクのことを知り尽くしているんで、1、2球、のけぞらせて、絶対に打たせませんよ」と早くも宣戦布告していた。