車いすラグビーの国際大会ワールドチャレンジが16日、東京体育館で開幕し、来年の東京パラリンピックで金メダルが期待されるA組の日本は、初戦でブラジルを61―42で下し、優勝へ順調に発進した。
軽快なDJと大音量の音楽が鳴り響き、観客席は都内各地から集まった小中学生で満員だ。選手、コーチとしてパラリンピック4大会を知る三阪洋行コーチは「パラリンピック本番の雰囲気ですね」と目を輝かせた。
池透暢(ゆきのぶ)主将(39)は「W杯のスコットランド戦はチーム全員で応援しました。日本代表の8強進出にはすごく感動したし、力をもらいました」と話し、エース池崎大輔(41)は「僕らもラグビーファミリーの一員として、結果を出してW杯の勝利につなげたい」と言い切った。
今大会の決勝は20日の午後4時10分開始。W杯準々決勝、日本―南アフリカ戦のほぼ3時間前だ。「W杯のチケットのない方は、ぜひ車いすラグビーの決勝へどうぞ」と三阪コーチは笑った。