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【ラグビー】

さあ、南アと決戦だ!「国中がサポートしてくれる。勝てると信じて試合に臨める」リーチ主将

2019年10月18日 18時17分

南アフリカ戦への意気込みを語るリーチ

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 ラグビーのW杯日本大会で、初のW杯決勝トーナメント進出を果たした日本代表は18日、準々決勝の南アフリカ戦(20日・味の素スタジアム)の登録メンバーを発表した。先発は、13日のスコットランド戦から脳しんとうのFBトゥポウに替わり山中が入るだけで14人は同じ顔触れ。フランカーのリーチ・マイケル主将(31)は「まだ満足していない」と強気の抱負を口にした。

 初めて足を踏み入れた決勝トーナメントの大舞台を前に、リーチの目が光った。

「このチームはまだ満足していません」

 自国開催のW杯に向けて、日本代表が公式に掲げていた目標の「8強」はすでに達成した。だがキャプテンは言うのだ。

 「ゴールポストは(先へ)移動しました。まだ勝っていく必要がある。国中がサポートしてくれているし、みんなエキサイトしている」

 目標は上方修正した。それでいて「何も変わらない」とも言う

 「最初のロシア戦からアイルランド、サモア、スコットランドと、すべて最後の試合のつもりでやってきたので、今度の南アフリカ戦も、何も変わりません。8強を達成しても満足したわけじゃない。南アにも勝ちたいと思っています」

 4年前。日本ラグビーの歴史が変わった戦いの相手が南アだった。W杯イングランド大会の初戦、リーチ率いる日本代表は、優勝2回を誇る強国に34―32で劇的大逆転勝ちを飾った。その相手と、今度は準々決勝の舞台での再戦。相手は当然、雪辱に燃えてくる。

 「南アとの対戦が決まって、今週の初めは怖いなという思いがあった。だけどゲームプランが決まって、相手を崩す方法が分かって、怖いと感じる部分はなくなった。今はワクワクしている」

 さらにやる気を加速させるのが、ホームで戦える喜びだ。4年前は遠いイングランドでの開催。南ア戦は日本時間深夜1時近くのキックオフだった。ごめん寝てしまったよ…。そんな声を何人から聞いただろう。

 今度は、日本での戦いだ。日本の仲間みんながスタジアムで、ファンゾーンで、テレビの生中継で見てくれる。同じ時間を共有できる。それも「日本はきっと勝つ」という期待を胸に。

 「前回と今の一番の違いはメンタル。4年前はW杯で24年間勝ってなかった中での試合だった。今は、自分たちは勝てると信じて試合に臨める。それだけの準備をしてきました」

 遠慮も過信もない。澄み切った自信と確信を抱いて、リーチ率いるジャパンはあす、決戦の場に飛び出す。

 

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