トップ > 中日スポーツ > 競馬・ボート・競輪 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【競馬・ボート・競輪】

[競馬]天皇賞・秋1週前 2馬身先着アーモンドアイ万全だ!

2019年10月18日 紙面から

ルメールを背に、ウッドチップコースで(左から)レッドローゼス、コズミックフォースを突き放すアーモンドアイ=美浦で

写真

 「第160回天皇賞・秋」(GI・27日・東京・芝2000メートル)の出走予定馬が17日、東西のトレセンで追われ、美浦Wでアーモンドアイが反応鋭く2馬身先着。安田記念3着で連勝は7で止まったが、失地回復へ負けられない一戦に盤石の構えで挑む。神戸新聞杯勝ちのサートゥルナーリアは栗東CWで充実の6F84秒0。来週23日の最終追い切りには新たにコンビを組むスミヨンが騎乗し、感触を確かめる。

 鞍上のルメールは美浦Wの直線で軽く仕掛けただけだった。それでもアーモンドアイの反応は鋭かった。腰は柔らかく入り、肩は伸び伸びと体幹から遠くのチップをとらえる。まるでデビュー前の2歳馬を相手にするようにすいすい進む。向正面では2馬身ずつの3頭縦列。ゴールは内に入って2馬身先着した。

 国枝師が「しまいの反応を確かめてもらった」という天皇賞・秋1週前追い。併走相手を見ずにこれだけ聞けば、軽めにサッとやっただけにも思える。

 さにあらず。外先行はすでに6勝、リステッド勝ちもある5歳レッドローゼス。中の4歳コズミックフォースはダービー3着馬だ。美浦のトップ調教師は、在厩馬から実戦明けの馬を除いて、最も実績上位の2頭を併走馬に配した。

 国枝師は「ドバイと同じようにすごくリラックスして動きもいい」と上機嫌。鞍上の感触も悪いはずがない。「すごくいい追い切り。馬場入りから動きがとても良かった。脚と息に無駄がない。直線もいい脚を使ってくれたね」。安田記念は不利が重なって差し遅れたが、これなら馬の力を信じて乗れそうだ。復活走まであと1週。日曜にやや大きめを乗り、直前は再びルメールが追う。 (若原隆宏)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ