長野市赤沼の「クリーンピア千曲」 下水処理 復旧作業開始 | 信濃毎日新聞[信毎web]
浸水被害のクリーンピア千曲、完全復旧まで1〜2年
台風19号の影響による千曲川の堤防決壊で浸水し、汚水の浄化処理を停止している下水道の終末処理場「クリーンピア千曲」(長野市赤沼)について、完全な復旧まで1〜2年かかることが17日、県環境部への取材で分かった。復旧費用は500億円近くかかる見通しといい、大規模な被害の実態が浮かんだ。
県は18日にも、汚水を塩素消毒だけで川に放流する「簡易処理」での処理量を増やすことを目指し、復旧を急ぐ。ただ、処理能力は当面元に戻らず、同施設に下水を流している処理区域内=地図=の住民にはその後も「風呂の残り湯の活用」など日常的な節水に協力を呼び掛ける。
最大で約2メートル浸水した同施設では、下水の汚れを分解する微生物に空気を送る送風機や、モーターなど電気系統の機械が水没した。県は、設備の点検や補修、交換により被災前の処理能力を回復するには1〜2年かかると推定。機械が修理できるかどうかは見通せず、仮に全設備を取り換えることになれば、500億円近くかかるという。
地下約20メートル前後にあり、流れてきた下水をくみ上げるポンプ2台も浸水で水没。浄化処理ができず、処理区に当たる長野市の一部、須坂市、上高井郡小布施町、高山村の一部に節水を呼び掛けている。高山村は、役場や小中学校などに簡易トイレ計76台を設置し、負担軽減を図る。
県は周囲にたまった水を取り除いている。この他、国土交通省のポンプ車6台が汚水を直接、塩素消毒工程に送り、非常時に国が認める塩素消毒だけの簡易処理で千曲川に放流している。18日には仮設ポンプ8、9台を増強し、被災前と同程度の1日あたり5万立方メートルを簡易処理する計画だが、県北部は18日に雨が降る予報。雨水が大量に流れ込めば作業が遅れる可能性もあるとしている。
(10月18日)
県は18日にも、汚水を塩素消毒だけで川に放流する「簡易処理」での処理量を増やすことを目指し、復旧を急ぐ。ただ、処理能力は当面元に戻らず、同施設に下水を流している処理区域内=地図=の住民にはその後も「風呂の残り湯の活用」など日常的な節水に協力を呼び掛ける。
最大で約2メートル浸水した同施設では、下水の汚れを分解する微生物に空気を送る送風機や、モーターなど電気系統の機械が水没した。県は、設備の点検や補修、交換により被災前の処理能力を回復するには1〜2年かかると推定。機械が修理できるかどうかは見通せず、仮に全設備を取り換えることになれば、500億円近くかかるという。
地下約20メートル前後にあり、流れてきた下水をくみ上げるポンプ2台も浸水で水没。浄化処理ができず、処理区に当たる長野市の一部、須坂市、上高井郡小布施町、高山村の一部に節水を呼び掛けている。高山村は、役場や小中学校などに簡易トイレ計76台を設置し、負担軽減を図る。
県は周囲にたまった水を取り除いている。この他、国土交通省のポンプ車6台が汚水を直接、塩素消毒工程に送り、非常時に国が認める塩素消毒だけの簡易処理で千曲川に放流している。18日には仮設ポンプ8、9台を増強し、被災前と同程度の1日あたり5万立方メートルを簡易処理する計画だが、県北部は18日に雨が降る予報。雨水が大量に流れ込めば作業が遅れる可能性もあるとしている。
(10月18日)
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