名古屋グランパスは17日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習した。マッシモ・フィッカデンティ監督(51)は、パロマ瑞穂での今季最終戦となる19日の仙台戦へ向けたチームの成熟に自信。今季1勝1分け4敗と低迷するホームスタジアムでの新体制初勝利を誓った。
J開幕からファンに愛される“聖地”を、これ以上荒らされる訳にはいかない。同スタジアムでシーズン1勝に終われば、昨季に並ぶクラブワースト。指揮官は「(瑞穂は)クラブの歴史とともにあると思う。最終戦の瑞穂で輝く名古屋を見てもらいたい。いい結果が出るようにやりたい」と意気込んだ。
今季初めて非公開練習を試合4日前まで延長し、戦術練習や仙台対策を入念に行った。具体的な戦い方については「土曜日の試合を見てください」と口を閉ざしたが「準備の段階では全選手がいい形でやれている」と目を細めた。監督就任から2戦2分け。J1残留争いのライバルと戦う3戦目で、指揮官の真価が問われる。