ヤンキースは、リーグ優勝決定シリーズで1勝3敗と崖っぷちに追い詰められた。過去のデータからは、ここから3連勝して逆転勝ち抜けを果たす確率は、さいころの目を1つ指定して当てるより低い確率となった。
大リーグ公式サイトによれば、過去のポストシーズン(PS)の7回戦制シリーズで、1勝3敗から逆転勝ち抜けしたのは86チーム中13チームで、確率は15%。
また、PSの7回戦制シリーズが現行フォーマット(勝率上位チームが第1、2、6、7戦をホームで開催)になって以降も、今回のヤンキースのように勝率下位チームが1勝3敗から3連勝したのは、46チーム中7チーム。確率は同じ15%となっている。
最後にこれを達成したのは2016年のカブス。来季からエンゼルスの指揮を執るマドン監督の指揮下でインディアンスとのワールドシリーズに臨み、1勝3敗から3連勝。108年ぶりの頂点に立ち、通称「ヤギの呪い」を解いた。