明大・森下暢仁投手(22)が広島から1位指名された。今年のドラフトで1位指名された12人のうち、大学生は森下だけ。4球団が競合してロッテが交渉権を獲得した大船渡高・佐々木朗希投手(17)、3球団が競合して中日が交渉権を獲得した東邦高・石川昂弥内野手(18)など、高校生が7人、日本ハムが外れ1位でオリックスとの競合の末に交渉権を獲得したJFE西日本の河野竜生投手(21)の社会人が4人だった。これは、80、88、92年に続き27年ぶりとなった。
昨年のドラフト会議での大学生は楽天の辰己涼介(立命大)、DeNAの上茶谷大河(東洋大)、巨人の高橋優貴(八戸学院大)、ソフトバンクの甲斐野央(東洋大)、ヤクルトの清水昇(国学院大)、西武・松本航(日体大)の計6人もいた。今年の大学生が高校3年だった4年前のドラフト会議では競合したソフトバンクの高橋純平(県岐阜商)、ロッテの平沢大河(仙台育英)に加え、1位指名は中日の小笠原慎之介(東海大相模)、楽天のオコエ瑠偉(関東第一)の4人だけだった。