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【ドラフト総括】主役は阪神、今後の育成が問われる

阪神1位指名が決まり、ドラフトのくじ引き箱を模したパネルの前で笑顔を見せる創志
阪神1位指名が決まり、ドラフトのくじ引き箱を模したパネルの前で笑顔を見せる創志

◆2019年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(17日・グランドプリンスホテル新高輪)

 くじで佐々木、奥川、石川を引き当てたロッテ、ヤクルト、中日に加え、森下を一本釣りした広島は大成功だろう。中でもヤクルトは、1位級の吉田に杉山、大西と即戦力の大学生投手を指名し、補強ポイントを埋めた。

 今ドラフトの主役になったのは阪神だ。外れ1位で西の単独指名に成功。昨年の日本ハムのように、2位以下で井上、及川、遠藤、藤田と甲子園で活躍した選手をそろえた。将来のエースや4番候補を集めただけに、今後の育成が問われてくる。

 巨人は昨年に続いて、大学・社会人の支配下選手は1人だけ。外れ1位で宮川は逃したものの、2位の太田で即戦力投手をカバーできた。日本ハムは1位で河野、2位で立野と社会人屈指の投手を指名し、ドラフト巧者ぶりを見せた。

 DeNAが1位で森を単独指名したのがサプライズ。ただ、奥川らBIG3で勝負してほしかったと思ったファンもいただろう。(大阪アマチュア野球担当・伊井 亮一)

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