台風19号の爪痕も深い関東地方。また大雨警報のニュースを見て、心が痛いです。どうか、これ以上被害が拡大しませんように。ただただ祈ることしか出来ません。自然の前での人間の無力さに、絶望すら感じています。1日も早い復興を願っています。
さて、今日はこちらニューヨークから「ホームレス」の話題を。
日本のホームレス避難所問題
日本でも「ホームレスの避難所拒否」のことが話題になっていました。
大きな被害をもたらした台風19号が接近するなか、東京都台東区が、自主避難所を訪れたホームレスとみられる人を受け入れなかった問題で、同区は15日謝罪コメントを発表した。
当初は、「ホームレスらへの対応は今後の検討課題」などとして、明確な謝罪をしていなかった。批判が高まり、国会でも問題が取り上げられる中、謝罪に追い込まれた格好だ。引用:週刊朝日
台風19号は12日から13日にかけて日本列島を縦断した。NHKによると、15日午後6時までに67人の死亡が確認されている。12日夜には、台東区の避難所が住所不定の男性2人に対し、受け入れを拒否したという。この件は日本国内で大きな議論を呼んでいるが、全員がホームレスの被災者に同情的ではないようだ。引用:BBC Japan
賛否両論有るようです。アメリカは「ホームレスに寛大」。寛大すぎるほどの街、カリフォルニアはサンフランシスコも存在します。寛大すぎた故に、ホームレスがサンフランシスコを目指して大挙押し寄せ、美しかったサンフランシスコの街並み(主にダウンタウン)が大きく様変わりし、衛生上にも問題になってきています。だから、賛否両論、私は理解できます。
ニューヨークのホームレス事情
ニューヨークのホームレス人口って?
61,674人。(8月2019年調べ)
内訳として14,806家族。子供21,802人含む。
BEST10ホームレスシェルターサイト!
トップ10のニューヨークホームレス避難所(Yelp)まで、リストアップされるほどの手厚い救助はさすが、多民族国家、それとキリスト教の多いアメリカならでは、だと思います。その数もゴマンと有り驚いてしまいます。
「ニューヨークのホームレス」は逞ましい!
タレントショーさながら模様
ニューヨークの冬。寒くて長いです。氷点下の日も続く、厳寒の冬。
ホームレスの人々はどうやって、寒さを凌いでるのでしょうか?
多勢がたくさんあるシェルターで寝泊まりしていますが、ニューヨークといえば、やはり「地下鉄」。
地下鉄で繰り広げられるホームレスショーは、ある種、観光名物にもなっています。
ただただ、頭を下げてお金をもらう、以外に、色々な特技を活かして「稼ぐ」ホームレスもいて、結構楽しいのです。
このホームレス女性、美しいソプラノに、「ミステリーウーマン」としてCNNニュースにまで取り上げられました。まずはその歌声、お聞きください!
もっとすごいのがこちら!
車内に楽器も持ち込み、プロさながらの演奏を。それも、次の停車駅までに収まるようにアレンジされたパフォーマンス。圧巻です。ちゃんとお金を集めて回れる時間も計算されています。せっかくショーをしてお金をもらえなければ意味がないので、乗客が立ち上がる前、電車停車の約30秒前に演奏が終わるようになっています!(すごいな)
こちら、なにやら怪我もしてるホームレスが、杖をドラムのように、リズムを取りながらのリアナを熱唱。”準備できたかい?”などと、乗り合わせの乗客に確認を取るほどの余裕と自信。
ビヨンセ熱唱のこの黒人女性。慣れっこのニューヨーカーがさっさと歩く様も!
NY地下鉄シンガーたちが凄すぎる!
さすがNYだと思うのがこちら。チャンスを求めて世界中から、色々なマルチタレントのある人が集まるニューヨーク。地下鉄といえども、そこでプロデューサーの目に留まり、有名になったシンガーもいるほどです。動画でその一部をどうぞ!
地下鉄車内でアクロバット(必須!絶対観てください!)
初めて、この光景を観たときはぶったまげました!それと、つい拍車喝采してしまいました。すごい街です、ニューヨーク。(色々な意味で、、、)
NYホームレス悲惨な状況も楽しんでいる?!
この動画は楽しんでいるのでは、決してないのですが、乗り合わせの他のお客も見慣れた光景なのか、叫んだり、驚いている人もいないところが、ニューヨークだな、と
感心します。
ニューヨークの地下鉄に住むドブネズミも大したものです。ホームレスの食料をこっそり盗んでいく様は「トムトージェリー」を思い起こします。
きわめつけはこちら!!!
地下鉄に徘徊するドブネズミを飼い慣らし、このように、徐々に芸を仕込んでいるという。
動画がなくて、残念なのですが、私の使う駅で、「ドブネズミにスプレーペンキでピンクとブルー色を吹き付けた」虹色ネズミを、飼い慣らし、「芸を仕込み」披露しているすごいホームレスを見かけました。逞ましい、と妙に感心したのと、つい、吹き出してしまった私でした。
まとめ
NYホームレスは逞ましいのは間違いありません。ドラッグ中毒による精神錯乱であったり、職を失って絶望感から、ホームレスになる理由は様々です。上の動画のように、何か自分の持てる才能を使ってお金を得る、そういうホームレスにアメリカ市民は寛大かつある意味「認めて」その対価を払う、そういう感じでお金を渡している場面をよく見かけます。
ホームレスはここニューヨークでもその数が増え続け、問題になっています。やはり、衛生上の問題、税金投入している以上、NYの高額税金を納めている納税者にとって「弱者を救う」精神を持ちつつ、その内情は複雑で有ります。弱者との共存。人類の課題なのでしょうか?
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