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【芸能・社会】

怒髪天 35周年記念盤「生前葬の1枚」 吉川晃司ら友情参加、GLAYからは怒られる

2019年10月17日 12時22分

新アルバムについて話す「怒髪天」の増子直純

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 4人組ロックバンド、怒髪天が結成35周年を迎え、記念盤「怒髪天」を発売した。目玉は代表曲を新たに録音した「オトナノススメ 35th愛されSP」。アーティスト仲間が北海道から沖縄まで、20~70代の総勢220人も参加し、本人不在のトリビュート(尊敬を込めたカバー)曲を完成させた。ボーカルの増子直純(53)は「生前葬の1枚。葬式で流してほしい!」と大感激だ。

 楽曲には吉川晃司や斉藤和義、前田亘輝(TUBE)、渡辺美里、山本譲司や川中美幸らボーカルに加え、ドラムとベースが各6人、ギター13人が登場。それぞれ一部分を歌い、演奏して1曲につなげた。録音に要した期間は8カ月。ギャラはご祝儀だが、スタジオ使用料や録音エンジニアの費用がかさみ、増子は「アルバム2枚分の予算がかかった」とぜいたくな制作過程を振り返った。

 レコード会社の垣根を越えた人選やパート割りに苦労したうえ、呼ばなかった同郷のGLAYからは怒られたという。「『40周年まで待って』と謝りました。今後も解散せず、1日でも長く続けることが恩返し。いい曲とライブを積み重ねたい」

 CDには歌が入っていない4曲も。ギターやドラム・ベースを強調したバージョンを収め、聴き比べが面白い。増子は「クセや主張がすごく、もったいないから絶対聴かせたかった。推しメンを見つけて」とアピールした。「誰がどこに参加しているか」が一目で分かるゲスト早見表も封入。新曲2曲も楽しめる。

 

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