元ヤンキースのベーブ・ルースが通算500号本塁打を放ったバットが、オークションに出品される。SCPオークションズ社によれば、程度は極上で、100万ドル(約1億900万円)以上の落札額が見込まれ、11月27日から12月14日までオンライン入札を受け付ける。16日のAP通信が報じた。
1929年8月11日、敵地クリーブランドのインディアンス戦で放ったシーズン30号で、当時史上初の大台に到達。40年代に、ルース自身が友人だったニューヨーク州サファーンのライス元市長に贈ったもので、その息子が出品した。
同社のコーラー社長は「ベーブ・ルースはスポーツグッズ界の王様だ。これほど程度が良く、歴史的意義を持つルースのアイテムが出現すると、業界全体が熱気に包まれる」と語った。
ルースのバットは、1923年の開幕戦でアーチを放ったものが2004年に126万ドル(約1億3700万円)で落札された。ヤンキース移籍1年目の1920年に使用したユニホームは、2012年に単一スポーツグッズでは史上最高額の約441万6000ドル(約4億8100万円)で落札された。