16日
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宮城・大崎、市の発表に住民“怒り”
台風19号による記録的大雨で、宮城県大崎市では堤防の決壊による浸水被害が市の当初の発表を大きく上回る見通しで、被災した住民の間からは怒りの声が上がりました。
宮城県大崎市鹿島台地区。いまだに浸水被害が続いています。住民の中にはボートを漕いで自宅へ向かい、片付けなどにあたる人も・・・。15日、被災後初めて住まいの様子を見た住民もいて、愕然としていました。
「悲惨。どこから手をつけていいか」(被災した住民)
大崎市鹿島台地区は土地が低く、吉田川の堤防の決壊で水が引くどころか上がった場所もあり、市が当初6軒とした浸水被害は200軒以上に上る見込みです。なかなか排水が進まない事態に、住民は市長への怒りをあらわにしていました。
「情けない、悔しい。何だ、この様は。市民のために頑張ると言ったのは市長ではないか。この水は何だ、全然下がらない」(男性)
15日からようやく排水作業が始まったものの、水が完全に引くのがいつになるのか、見通しは立っていません。