加古川女児刺殺から12年 「一つでも多く情報を」遺族ら情報提供呼びかけ
兵庫県加古川市別府町で平成19年10月、小学2年の鵜瀬柚希(うのせゆずき)ちゃん=当時(7)=が自宅前で刺殺された事件から12年となった16日、遺族や県警の捜査員らがJR加古川駅で情報提供を求めるチラシを配布した。
事件は平成19年10月16日午後6時ごろに発生。自宅前にいた柚希ちゃんが何者かに胸や腹を刃物で刺され殺害された。県警はこれまでに約4万2千人の捜査員を投入し、現在も約20人態勢で捜査しているが、犯人につながる有力な情報は得られていない。
この日は遺族や県警の捜査員ら約15人が、JR加古川駅で柚希ちゃんの当時の服装などが掲載されたチラシ約500枚を通行人らに手渡した。
柚希ちゃんの母親(39)は「娘への愛情、帰って来てほしい思いは12年経っても変わらない。1つでも多くの情報を寄せてもらい、早く犯人に罪を償ってほしい」と訴えている。
情報提供は加古川署捜査本部(079・427・0110)。